供犠とアンドロメダ姫

アンドロメダということばが、最近のトーンサラウンドセラピー(音叉をつかったセッション)中に降りてきました。

そして、今まで行ったことがない、開けたことがない高次の領域に入って行きました。受けてくださっていたクライアントさんも、「今日の(領域、次元)は、初めてでしたよね?」と。


わたしもさせていただいている最中、「ここは、どこ?、笑」と思い、正直どうやって戻るの?と一瞬思いましたが、無事戻れました。(大丈夫です)

それからアンドロメダ...と思いながら、放置(悪い癖です、笑)。



で、昨日やっと、アンドロメダについてネット検索したら、アンドロメダ姫は、生贄になった女神だったのですね。

母親が、その娘の美しさを自慢したためだったということ。なんとも、金星らしいエピソードです。


ストーリーはこんな感じです。

エチオピア王国に、ケフェウス王(「ケフェウス座」)とカシオペヤ王妃(「カシオペヤ座」)がいた。二人の娘アンドロメダ姫(「アンドロメダ座」)はたいへん美しく、カシオペヤはとてもかわいがっていた。

ある日のこと、カシオペヤの「アンドロメダの美しさには海の妖精(ようせい)たちもかなわない」という言葉を聞いた海神ポセイドンの怒りを買う。ポセイドンはティアマト(「くじら座」)に「エチオピアの海で大暴れしろ」と命令。エチオピアには毎日のように津波が押し寄せる。

ポセイドンの怒りを静める条件は、娘アンドロメダを供犠として差し出すこと。国を救うため、アンドロメダは海岸の岩に鎖でつながれる。

アンドロメダ姫がティアマトに襲われそうになったそのとき 天馬ペガサス(「ペガスス座」)に乗った勇者ペルセウス(「ペルセウス座」)が通りかかる。ペルセウスは、手に持っていたメデューサの首をティアマトに見せる。メデューサには、見たものすべてを石に変えてしまうという呪いの力があり、石になったティアマトは海に沈む。



アンドロメダ姫は無事に救出され、ぺルセウスと結ばれる。


アンドロメダは、秋の星座、ちょうど今の時期、11月中旬に夜空に現れるとのこと。まさに、この時期のコンタクトだったようです。



調べる前から、実は、わたし自身が、供犠や、犠牲、生贄など(たとえば、魔女狩り、人柱、即身仏、などなど)に遭った、そしてそれを受け入れてきた痛みや怒りなど、あとは恐怖ですねが蘇ってきていて(過去生、もしくはわたしの魂の神話と思ってください)身体も不調、精神的にも突然起こるパニックになりそうな恐怖というのがあったのです。
怖い夢を見たり。

セッションの直後から、体には異変が出ていました。わたしは、パニック発作のようなもの、そしてたくさんの恐怖症があるのです。過呼吸の発作もかつてはありました。

なぜ?
こんな恐怖が、わたしの奥底に眠っているのだろう。それは、わたしを本当に苦しめ続けていました。どうすれば、癒されるの?この恐怖が、ある意味わたしをここまで導いたともいえるかもしれません。
この恐怖が、わたしを宗教的探究に、元型心理学(つまり神話的理解)に、心理療法の学び、そしてスピリチュアルな理解へと導いたのだと思います。

過去生という概念は、科学的な証明は不可能です。エネルギー的に、それ(恐怖)が、あるという事実のみです。

それらを踏まえた上で、過去生的、多次元的理解を進めてゆきたいと思いますね。


さて、本題。
供犠にさらされた、もしくは犠牲にされた立場として、癒されるために不可欠なのは、その供犠の意義の理解です。

このタイミングで、アンドロメダ姫とエネルギー的に繋がりながら、インスピレーション的理解を得て女神的に見てゆくと、あらゆるものが「グレートマザー」に内包されていた時代には、供犠は行われる必要はありませんでした。

全てはひとつだったからです。けれども人間のなかに精神性が生まれるにあたって、あなたとわたしという概念が生まれます。そして、天と地(自然)が分かたれました。

人間のなかに精神性の種が生まれること、これは大いなる宇宙の摂理の一部であり、祝福です。けれども、その過程で大いなる犠牲が払われることになりました。精神性の成長のなかでまず、自己の投影が他者に行われます。未熟な自我の投影が大いなる天の摂理なる女神にも投影され(当時の神は、すべてのものを生み出す母性的な概念でした)、分離は存在の危うさを生みだし、それは恐怖を生みだし、恐怖は怒りを生みだし、それゆえ許されるための天への供犠の必要性を生みだしました。

この犠牲を踏み台に人間そのものの精神性の成長が行われる。それも宇宙の許しのもとに起こったことです。

大いなる宇宙の根源から、ある次元の存在において、この人間成長の過程における犠牲の役割を果たす有志が募られました。
より深いレベルでの「愛」を知る経験として。その希望者が高次よりこの3次元なる地球に降下した。その高次的存在のメタファ的存在が、アンドロメダ姫のようです。

わたしは、このアンドロメダ姫のエネルギーからセラフィム熾天使)の元型を感じます。強い強い愛。

それでは、アンドロメダという星は、どういう次元のエネルギーなのでしょうか?今わたしが感じるのは、天使たちの次元。志願者はセラフィムたち。
自己の存在のなかのセラフィムを思い出したときに、犠牲の供犠の痛みや恐怖を癒す扉が開くような気がしています。

分離から統合へと向かう今、勇者ペルセウスは、セラフィムなる女神の犠牲の痛みを愛の成就の歓喜に変えてくれる。これは女性性と男性性の統合というイニシエーションであると感じます。

地球上のすべてのセラフィム(犠牲者)たちにこのメッセージを捧げたいです。
本当に必要なのは、犠牲ではなく愛。それが理解されるこのタイミングまで、わたしたちはたくさん耐え忍んできました。
愛の成就と歓喜は、もうすぐそこです。


  COYPEL, Charles-Antoine
  1694-1752
  French
  Perseus Rescuing Andromeda