不完全の中に完全さを見る(恋愛と結婚のテーマ)


≪ギネヴィア≫



アーサー王の物語のギネヴィアの主題のなかに、
恋愛と結婚のどちらが優先されるべきなのか、というものがあると思います。


そして、それはどちらも「不完全の中に完全さを見る」という
どちらがどちらとも言えない、結論らしい結論は出ていないかなと思います。


フィンドホーンの創立者のアイリーン・キャンディさんは、
ピーターさんに出会ったときに、結婚していました。
子供もいました。
それでも、アイリーンさんは、ピーターさんを選び、
二人で、フィンドホーンの基盤を創り上げました。
いわゆるピーターさんとは、不倫であったともいえます。
でも、神からの祝福を得ていました。


アイリーンさんは、元夫と、残してきた子供たちとも
時間をかけて祈りながら、和解を果たしました。


けれども、今度は、ピーターさんが他の女性の元へと
去りました。
そして、また時間をかけて、アイリーンさんは、
ピーターさんと和解します。


アイリーンさんの自伝を読むと、
これらの一見失敗のような恋愛と結婚を通して、
アイリーンさんが、真の女性性と男性性の統合と、
善悪の統合の理解を得て、魂の成長を果たしていることに
驚きます。
アイリーンさんは、いつでも、どんなときでも、
真実に愛するという姿勢を貫いた。


宇宙は、恋愛や結婚を通しても、
様様なケースを受容し、導いてくれている。


ギネヴィアのエネルギーの背後に
≪シェキナー≫があり、
その≪シェキナー≫のエネルギーには、
日本の神々のなかでは、白山菊理姫に通じるものがある。


白山菊理姫は、イザナギイザナミの和解を取り持った女神だと
されるところにも、ギネヴィアの学びのテーマが隠されているような
気がします。