第七層を黄金の糸で織る天の服織女(はたおりめ)☆


天照大神は、神御衣(かむみそ、または、かんみそ)を織る女神であるとされています。


日本書記には、稚日女尊(わかひるめのみこと)が、高天原の斎服殿で、
神御衣を織っていたとき、
それを見たスサノオが馬の皮を逆剥ぎにして部屋の中に投げ込み、
それによって、稚日女尊は驚いて機から落ち、持っていた梭(ひ)で身体を傷つけて亡くなり、
それを知った天照大神は天岩戸に隠れてしまったと記されています。


これらは、天照大神(あまてらすおおみかみ)が、
ケセリックテンプレートと呼ばれるオーラ第七層を織る(扱える)レベルの神霊と
捉えられていることの隠喩ではないかと思われます。
それは、霊的にとても大きな役割です。


すなわち、天照大神の神御衣(かむみそ)とは、オーラ第七層のケセリックテンプレートに
匹敵するものであると理解することが可能であるように思われるのです。

陶酔感の最も高いものは、純粋で神聖な想像力溢れる思考であると言われる。
これが、第七レベルの与えてくれるものだ。


第七レベルで創造者は最高の喜びを経験する。


このレベルにおいては、完璧なパターンを通して自分自身の金の糸を編み、
このレベルを構成する生きた脈動する金の網をいっそう完璧なものとする。


(バーバラ・アンブレナン「癒しの光」)


伊勢神宮でも、「神御衣祭」は、重要な祭事とされています。

神様の衣を「神御衣かんみそ」といいます。神宮では毎年春と秋、天照大御神に和妙にぎたえと呼ばれる絹と荒妙あらたえと呼ばれる麻の反物たんものを、御糸、御針などの御料と共にお供えする神御衣祭が行われています。
5月と10月の14日に皇大神宮と、第一の別宮で天照大御神の荒御魂をお祀りする荒祭宮に神御衣を奉ります。豊受大神宮やその他の宮社では行われない、天照大御神だけを対象にする大変意義深いお祭りです。


御衣祭は、神宮のお祭りの中でも神嘗祭と共に古い由緒のあるお祭りで、平安時代の『皇太神宮儀式帳こうたいじんぐうぎしきちょう』や『延喜太神宮式えんぎだいじんぐうしき』には、その内容が詳しく記されています。現在、一般では「神様の夏と冬の衣替えのお祭り」と説明されていますが、『令義解りょうのぎげ』や『令集解りょうのしゅうげ』などによると、古くは神嘗祭の当日に神御衣がお供えされていますので衣替えではないと言えます。
それは新しい御料ごりょうを奉ることにより、大御神の御神威がさらに増すことを願う意味があると考えられています。


神御衣は、三重県松阪市の郊外に鎮座する神服織機殿かんはとりはたどの神社で和妙が、神麻続機殿かんおみはたどの神社で荒妙が5月と10月の初日から2週間をかけて奉織されます。この辺りは古くから紡績業と関係が深く、機織はたおりを行う服部神部という人々が住んでいたといわれます。現在も下御糸しもみいと、上御糸かみみいと、中麻績なかおみなどの地名が残っていることから、その関係の深さを伺うことができます。


伊勢神宮
http://www.isejingu.or.jp/ritual/annual/kanmiso.html

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