「ラーマーヤナ」悲劇の王妃シータ妃と≪ネフェルティティ≫☆4


その後、ラーマ王と、シータ妃は、無事に復縁するのですが、再度シータ妃を捨てます。


「’私の貞潔は陛下もご存じですの。
ただ、人民の誹謗をお避けになるため、私をお捨てになるのですわ。

私が陛下の仰せに従うのは、私としての義務と思います。
良人は、妻の神であって、またその友でもありますから。
私は、自分の身の不幸を悲しみませぬが、ただ国民の誹謗を悲しく思いますのよ’」

最後に、純潔の弁明と証を再度ラーマによって、迫られたときに、
地が割けて、地の女神が腕を差し延ばしてシータ妃を彼女の玉座の傍らに座らせて、地中に沈み、シータ妃を連れてゆく。
シータ妃は、生まれたときと同様、来たときのように。最期に、地中に消えてゆく。


さて、ここまであらすじをシータ妃に注目しながらまとめてゆくと、実に≪ネフェルティティ≫と同様の苦難を見ることが出来るような気がしました。

ローズドフランスが表現している女性性の痛みと苦しみです。
そして、このような女性性の苦しみに対して、男性性は、この時代、まだまだ非情であったのです。
そして、現代でも、根底にこの苦しみの流れがあるような気がするのです。



 11月28日(水)の金星の女神統合グループワーク≪ネフェルティティ≫のお申込みは、
シャンティフレアサイト↓からお願いいたします♪
http://shanti-flare.ocnk.net/product/238