「ラーマーヤナ」悲劇の王妃シータ妃と≪ネフェルティティ≫☆3


(続き)

「’ああ、名誉の源泉でいらせられるお方さまよ、もしあなたさまが長らくご一緒にお親しくしておったのにも拘わらず、なお私をよくご存じないといたしますれば、かなしくも、私は永久に亡びたのでござりまする。

ああ、勇士さまよ、なぜあなたさまは、勇武なハニュマーンを私にお遣わしくださったとき、私がランカーにおったとき、私をお捨てになるとおっしゃらなかったのです。
ああ、勇士さまよ、もしあなたさまがハニュマーンをして直接に私に、そうおっしゃってくださりましたならば、そのとき私は、私の命を断ちましたのです。

そうあそばしたならば、あなたさまのご生命にご危険ですらありましたこの事件も、あなたさまのご同盟の方々のお悩みも避け得られたはずですの。

ああ、人間の第一位のお方さまよ、あなたさまは全くお怒りにお動かされなされて、普通の人のように、私をただの女性としてしかお考えなされませんのですわ。

私が若かったとき、あなたさまもお若く、私の手をお取りあそばされたことを、少しもお思いなされませぬの。
あなたさまに対する一心も、私の性質も、すべてを、あなたさまはお構いになりませぬの
。」



ということで、読んでいて、すごく胸が苦しく、わたしの女性性の部分も痛みを感じていました。


絶望したシータ妃は、この後、生きたまま、火のなかに入り、死のうとします。
でも、彼女は、高次の存在によって守られます。
そして、ブラーマと、シヴァが現れ、ラーマに次のように言います。


「’ああ、主よ、一切世界の創造者であり、賢者の第1人者であるあなたは、なぜ、シーターが火中に踊り入った時に助けようとしなかったのか。

ラーマ王子は、これに対して答えた。

私は、自分を人間だと思っております。’」


続きます。


 11月28日(水)の金星の女神統合グループワーク≪ネフェルティティ≫のお申込みは、
シャンティフレアサイト↓からお願いいたします♪
http://shanti-flare.ocnk.net/product/238