礼徳(火性)

算命学思想−五徳の礼徳


五徳とは、木・火・土・金・水の五行が表す、
人間が持つ五つの本能、五行の本能が、
人の、この世における役目の中で消化され、
役目を通して浄化された気の積み重ねが、
魂の奥からわき上がる、邪気を払いのける想いにまで至った五種類の
行為、行動を五徳といいます。


五徳には、仁徳・義徳・礼徳・智徳・信徳の五つがあります。


仁徳は、五行において木性、守りの本能の気が、
人の中で浄化され発動された気と行為です。
義徳は、五行において金性、攻撃の本能の気が、
人の中で浄化され発動された気と行為です。
礼徳は、五行において火性、伝達の本能の気が、
人の中で浄化され発動された気と行為です。
智徳は、五行において水性、習得の本能の気が、
人の中で浄化され発動された気と行為です。
信徳は、五行において土性、魅力の本能の気が、
人の中で浄化され発動された気と行為です。



火性の気は、伝達の本能です。夏は日照時間が長くなり、温度は上昇します。


夏は火性の気が強い季節です。
夏生まれ(5月、6月)の人は、伝達本能強く、
明るく、人に目立つようにふるまう傾向があります。


火性は伝達本能の気です。この気が浄化、上昇すると、
人にスムースに意志、伝達が伝わる行為を取ることができます。


伝達がスムースに伝えることができるのは、礼儀礼節が備わった行為です。
儀礼節の根底にあるのは、相手に対する尊敬の念です。
相手の存在を認め、相手の魂、生命に対する尊厳、畏敬(いけい)の念です。


地鎮祭、宗教儀式、茶道などの儀式は、
神霊、あるいは対面する相手に、
尊敬の念を持って意志を伝える行為ということになります。


学ぶ行為は、真似る行為から始まると言われます。
儀式は、真似る行為から始まり、やがて、
対面する存在に対する畏敬、尊敬の念を抱いて意思表示をするためである。
ということであります。


ですから、伝達の本能は、尊敬、畏敬の念を養う手段です。


古代において徳の備わった行為は、邪気を払う力があるとされていました。
礼徳のある人の宗教行事における儀式は、
その趣旨に、邪気を払いのける行為、という意味が加わり、
邪気を払いのける力があります。


(出典
http://3meigaku.com/modules/pico/index.php?content_id=79


◆シャンティフレア 北鎌倉◆
http://shanti-flare.ocnk.net/