大気都比売神(おおげつひめ)と豊宇気比売神(とようけひめ)☆
伊勢の外宮に祀られている神といえば、豊受大神、
豊宇気比売神(とようけひめ)です。
この豊宇気比売神(とようけひめ)と、大気都比売神(おおげつひめ)は、
実は同一視されているそうです。
わたしは、全くの同一というよりも、より宇宙の根源に近い神という点、
アマテラスを助ける神として同一なのだと、まず感じます。
そして、この二神とも、マナ(神の与える特別な食べ物)の神です。
マナというのは、聖書にも出てくる言葉で、
イスラエル人が荒野をさまよっていたときに天から降ってきた
特別な食べ物が「マナ」です。
この「マナ」は、単なる食べ物だけではなくて、神からの精神的な滋養も
含まれています。
キリスト教の祈りにある
「日ごとの糧を今日もお与えください」
の日ごとの糧が、マナです。
「豊かな宇(宇宙の)気の女神」と、「大いなる気の都(すべて)なる女神」は、
その名称から似ていることがうかがえます。
大気都比売神(おおげつひめ)は、スサノオに切り裂かれますが、
皇大神宮別宮伊雑宮御田植神事でも、特別なご神体が近郷の青年達によって
争って奪い取られ、ズタズタにされるという神事があります。
◆シャンティフレア 北鎌倉◆
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