とても難しい「善と悪の融合」のテーマを導いてくれた女神☆
≪シェキナー白山菊理姫≫
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春分の日の≪シェキナー≫のときに、
とても難しい「善と悪の融合」のテーマを導いてくれた女神がいました。
それは、「丹生都比売(におつひめ)」でした。
以前に、ある方から、梨本香歩さんの「丹生都比売」を教えていただいて
読んではいたのですが、
春分の≪シェキナー≫の際に、読み返して、
より深く心に響き、新たな認識を受け取りました。
梨本香歩さんの「丹生都比売」の主人公は、
草壁皇子です。
草壁皇子のお母様は、のちの持統天皇となる鸕野讚良(うののさらら)皇女です。
そして、お父様は、大海人(おおあま)皇子。
のちの天武天皇です。
物語は、「壬申の乱」を中心に語られてゆきます。
「壬申の乱」は、日本の歴史、特に天皇制度や中央集権国家への変遷において
重要な出来事でした。
そして、天皇の後継争いにおける血塗られた興亡の時期でもあったわけです。
カリスマ的な力と能力を備えた二人の両親の元に生まれた
草壁皇子は、この二人とは似ていない病弱で気弱なお子として
描かれています。
そして、梨本香歩さんの「丹生都比売」は、
大胆な仮説に基づいて描かれています。
それは、
母親、鸕野讚良(うののさらら)皇女による、
子、草壁皇子の殺害です。
(続きます)