≪サロメ≫的女性側からすると、自分に夢中になるレベルの男性は、常に役不足なのが現実☆



大河ドラマの「平清盛」のなかで、描かれていた待賢門院璋子(たまこ)が、実に≪サロメ≫的背景を背負った女性として描かれていました。
そういう意味では、≪サロメ≫は、どの時代にも、人の心にある女性のプロトタイプなのでしょうね。



ドラマのなかで、この≪サロメ≫的な璋子に、入れ込むのが、かの有名な「西行」ということになっていました。
幼い頃から、義理の父の白河上皇と深い関係がもたれていたという背景で描かれる璋子(たまこ)という女性は、まさに≪サロメ≫的な典型として、「心を失っている」人形のような女性として描かれていました。

そして、夫である鳥羽上皇も、璋子(たまこ)に振り回されている、ある意味勝手に。
璋子(たまこ)は、なぜ鳥羽上皇が、傷付くのか、なぜ自分が傷付けているのかさえわからない。
なぜなら、「心を失ってしまっているから」。


で、当時、北面の武士として璋子(たまこ)の近くに仕えていた「西行」が、我こそ、璋子(たまこ)を救うという心情の恋に苛まれて、でも、手痛く拒絶され、それがきっかけで、世を捨て、出家する件(くだり)になっていました。


やはり≪サロメ≫的な女性は、男性にとって魅力的なのですね。
白河上皇にも寵愛され、鳥羽法皇も振り回し、西行にも痛手を与えているという点でも明らかです。
そして、それ以外にも周囲の多くの人にも愛されていたようです。
そうそう、絶世の美女でもあったらしいですしね、笑。
そういう運命の女性だったのでしょう。



でも、結局、璋子(たまこ)は、どの男性によっても、救われてはいないのです。
世界中の男性の恋人であったマリリン・モンローも、そうであったように。


この≪サロメ≫のグリッドを創ったときに、上の写真のように白い雲のようなものが、写ったのですが、これは、こういう性的な傷をいやすことが出来るのは、人間では無理なのだということなのだと感じます。
人間以上の存在やエネルギーによってしか、深刻な性的な傷は、癒されないのでしょう。
それは、おそらく天国のエネルギーを湛えた「聖霊」によってしか、癒せないのだろうと思います。

それが、この≪サロメ≫のグリッドを創って、天から降りてきたエネルギーと、この不思議な現象が教えることだったのだと、今、そのときを振り返ってもそう思うのです。



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