男性の固定化された思考を解き放ち、変容させるための強力なエネルギー≪イシュタル≫☆1


それでは、≪イシュタル≫とは、そもそもどのような位置づけの女神なのか、ご説明してゆきましょう。
「イシュタル」は、古代バビロニアにおける女神存在の名称で、古代シュメールにおいては、その名称は、「イナンナ」になります。
名称が異なるだけで、この女神は、同一のものとされています。



「大いなる上と大いなる下を支配する女神」として当時、かなり大きな力を持っていると見なされてきた女神です。
実は、イナンナの宝石は、「ラピス」とされているのです。


グレートマザーと認識されている点では、同じ青銅期のエジプトのイシスと多くの共通点が見られます。
「天空を身に纏い、星の冠を被っている処女」とされるところは、のちの「聖母マリア」にも類似があるかもしれません。
ヘブライ人(ユダヤ人)には、バビロン捕囚という歴史もあるので、そこでシュメール文化の影響をユダヤ人が受けたということも考えられると思います。
女神イナンナと彼女の息子で愛人のドゥムジの神話体系は、のちの聖母マリアとイエスの写しのような部分もあります。
もちろん、女神イシスとその息子ホルスの関係もそうですね。
母と子のイメージは、女神の持つ母性のエネルギーとして、どの時代にも、どの地域にも共通してみられるのだろうと思われます。



けれども当サロンでは、女神の母性の部分は、≪聖母マリア≫と≪観音クァンイン≫のところで扱っておりますので、≪イシュタル≫では、別の角度からのエネルギーとして扱うことになります。

それは、都市の守護者としての「イシュタル」と、英雄ギルガメッシュとの関係性における「イシュタル」の部分です。
そして、古代バビロニア神殿で行われていた儀式としての聖娼の部分になるかと思います。
あらかじめ申し上げておきますと、わたしは、この「聖娼」の部分を現代にそのままの形で肯定する立場にはありません。
その時代に行われてきたことが、いつの時代にもそのまま適応できると考え、また賞賛の意味を込めて語られるのは、これも一つの原理主義ファンダメンタリズム)であると感じるからです。

あくまで、高次的エネルギー領域のなかで、パーソナルなプライバシーと境界線が守られたなかでの男性と女性の関係性におけるサポートエネルギーとして受け取り、まとめてゆくつもりですので、それはご承知置きください。


そして、英雄ギルガメッシュとの関係性のなかで、イシュタルを扱うことは、聖母マリア系よりむしろ、マグダラのマリアとしての「男性と女性の真の統合」という意味合いでの流れのエネルギーになることと思います。
つまりシェキナー(統合、聖婚)です。

古代シュメールの神殿は、次元を昇り下るという意味合いを持たせたものだったようです。
古代シュメールやバビロニアには、次元という認識が生きていたのだろうと思われます。

その神殿の主である「イシュタル」は、次元を昇ることも、下ることも可能な存在と見なされていた。
ゆえに、「大いなる上と大いなる下を支配する女神」を認識されていたのでしょう。

続きます♪


11月14日新月日蝕☆女神ワーク≪イシュタル≫
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