2次元のグリッドの意味☆


2次元のグリッドの意味を、今まで改めて書いたことがなかったようですので、この機会に書いてみたいと思います。

この漆黒の石は、ブラックトルマリンです。
そして、中央には、「12次元ナディ」や、「レディ・ナダ」でも使われているローズクォーツスフィア。
そして、ブラックトルマリンの隙間に、ハートのローズクォーツの大小3つ。


ただ説明しても、おもしろくないので、今、ノーベル文学賞をまたしても逃してしまった!というので話題の村上春樹さんの「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を絡めて、説明してみたいと思います♪
実は、わたくし、この作品は、最近初めて読みました。
そして、とても蠍座、2次元、4次元テーマと繋がるテーマだったので、ぐんぐん読めました。



読まれた方は、ご存じだと思うのですが、「世界の終わり」と「ハードボイルドワンダーランド」が、交互に語られる内容です。

で、「ハードボイルドワンダーランド」が、現実の位置づけなのですが、でも、笑、そこに出てくる「やみくろ」っていうのが、もろに、2次元的存在なのです。
四大元素霊に準ずる存在の位置づけだろうと思うのですが、四大元素霊は、いわゆる聖化された聖霊とは違いますので、善と悪、光と闇の両方があり、「やみくろ」は、その最も悪で闇の存在たちという位置づけで登場していると、わたしは理解しました。



抜粋してみます。

やみくろの声は今では私の耳にもはっきりと聴き取れるようになっていた。
しかし、正確に言えば、それは声というよりはむしろ耳鳴りに近かった。
闇を切りすすみ、ドリルの刃のように鋭く耳を突く、無数の羽虫のうなりだった。
それはあたりの壁に激しく反響し、私の鼓膜を妙な角度にねじ曲げていた。
私は、そのまま懐中電灯を放り出し、地面にしゃがみこんで両手でしっかりと耳を塞いでしまいたかった。
まるで体じゅうの神経という神経に憎悪のやすりをかけられているような気がしたのだ。

その憎悪は地獄の穴から吹きあがってくる激しい風のように我々を押しつぶし、ばらばらにしようと試みていた。
地底の闇をひとつにあつめて凝縮したような暗い思いと、光と目を失った世界で歪められ汚された時の流れが、巨大なかたまりとなって我々の上にのしかかっているように感じられた。
私は、憎悪がこれほどの重みを持つことを知らなかった。

’足を止めないで!’と彼女が私の耳に向けてどなった。
彼女の声はからからに乾いていたが、震えてはいなかった。
彼女にどなられてはじめて、私は自分の足が止まっていることに気づいた。

彼女は腰と腰を結び合わせたロープを思い切りぴっぱった。
’止まっちゃ駄目。止まったらおしまいよ。闇の中にひきずりこまれちゃうわ’

しかし私の足は動かなかった。
彼らの憎しみが、私の足をしっかりと地面に押さえつけているのだ。
時間がそのおぞましい太古の記憶に向かって逆戻りしているような気がした。私はもうどこにも行けないのだ。
彼女の手が暗闇の中で思いきり私の頬を打った。
一瞬耳が遠くなってしまうほどの激しさだった。
’右よ!わかる? 右足を出すのよ。右だったら、この頓馬(とんま)!’」


「私にわかるのは、彼女が言うようにやみくろたちが我々をその濃密な闇の中にひきずりこみとりこもうとしていることだった。
彼らは、恐怖を我々の耳から体にもぐりこませてまず足をとめさせ、それからゆっくりと手もとにたぐり寄せようとしているのだ。」

「’彼らは何をあれほど憎んでいるんだろう?’と私は彼女に訊ねてみた。
’光のある世界とそこに住む者をよ’と彼女は言った。」



これは、あくまでわたしの感想ですが、村上春樹さんは、ここで、全人類の、すべての人のなかにある闇を描こうとしているのだと感じます。
わたしのなかにも、あなたのなかにも、2次元があって、そこに「やみくろ」がいるのです。

光のある世界とそこに住む者を憎悪する「やみくろ」です。



わたしが、スピリチュアルな世界に足をつっこんで、笑、よく感じるのは、「わたしは光だけなの〜。もう、わたし、(光と闇の)統合を果たしたの〜。」とか豪語している人にこそ、「やみくろ」がかなり濃密な闇を内側に形成しているな〜ということです、苦笑。
それは、ほんとうに、ふいに無自覚に、顔を出しています、苦笑。


さて、「私(小説のなかでの)をひっぱたいた彼女」です。
全身ピンク色の服を着た、太った少女、でも、見かけはとても17歳には見えない、もっと成熟した印象の彼女。


ここで、また抜粋します。彼女の唄う『自転車の唄』。
(だって、抜粋したほうが、グリッドの説明がしやすいのだもの、笑)


「四月の朝に
私は、自転車にのって
知らない未知の
森へと向かった
買ったばかりの自転車
色はピンク
ハンドルもサドルも
みんなピンク
ブレーキのゴムさえ
やはりピンク」

「四月の朝に
似合うのはピンク
それ以外の色は
まるでだめ
買ったばかりの自転車
靴もピンク
帽子もセーターも
みんなピンク
ズボンも下着
やはりピンク」

「森に行くのは
よしたがいいよ、あんた
とおじさんは言う
森のきまりは
獣たちのためのもの
それがたとえ
四月の朝であったとしても
水は逆に
流れたりしないものだ
四月の朝にも

それでも私は、
自転車で森に向かう
ピンクの自転車の上で
四月の晴れた朝に
こわいものなんて何もない
色は、ピンク
自転車から降りなければ
こわくない
赤でもブルーでも茶でもない
まっとうなピンク」


これが、グリッドの三つのハートのローズクォーツの意味。
そして、「やみくろ」たちが潜む、2次元の暗闇の表現が、ブラックトルマリンなわけです!、笑。


えっと、中央のローズクォーツスフィアの意味は???


それは、ぜひ、「2次元ナディ」を受けてくださって、ガイダンスエントリーをお読みになって、マスタートランスミッション中に、ぜひご自分で探求してみてください☆、笑。
それが、本当の「2次元」の答えなのだと思います♪


わからない人には、わからないと言われているけれど、わたしは、村上春樹さんって、やっぱり天才?って思うのですよね〜、笑。(違うのかな?)




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開催日:  10月15日(月) 新月

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定価 30,000円

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エントリーご連絡  10月14日(日)

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