アルド・わたしだけのひみつのともだち(ジョン・バーニンガム)


さて、ひさしぶりにわたしの絵本コレクションを紹介いたします。
(ウニヒピリが、まず、これだ!というので、この絵本から、笑)


ジョン・バーニンガムの絵本は、大好きで、他にも持っているのですが、ナンバーワンは、なんといっても「ALDO アルド・わたしだけのひみつのともだち」です。

この本は、翻訳が、詩人の谷川俊太郎さんです。
他にバーニンガムの翻訳は、青山南さんも有名かもしれないですね。


この絵本の内容は、副題のように、ある女の子の目に見えないともだちの話。
それが、うさぎのアルドなのです。


この女の子が、友達にいじめられたときや、パパとママが言い合いのけんかをしているとき、また夜中に怖い夢を見たときなどに、いつもそばにいてくれるのが、このアルド。




アルドといるとき、いつも女の子は、安心なのです。

そんなシンプルな内容なのですが、バーニンガムの絵と、谷川さんの文で、かなりほっこりくる絵本です。


ウサギ好きだから、わたしには、余計はまるのかも、笑。
ボーダーのマフラーをしたおしゃれなアルドです。

ミクシィをやっていたころは、「アルド」のコミュに入っていたくらい、好きです☆



さて、みなさんには、子供のころ、アルドのような存在は、いましたか?




わたしは、実は、いました。

それは、わたしの場合は、うさぎじゃなくて、なんと!龍でした。



子供のころ、それは龍だったのだけれど、なんで龍なんだろう?とはちょっと疑問でした、笑。


でも、とっても優しくて、わたしが寂しいとき、辛いとき、探すと、いつも見えるところに居ました。


そして、「帰りたい.....。(このときには、それは、天国に帰りたいという意味でした)」というと、


「もう少しがんばれ!」とか、伝えてきました。


名前は、アルドではなく、なぜか「龍王(りゅうおう)」でした。


子供ながらに、なぜ「王」なんだ?(実は、かなり違和感もあって、笑)とも思っていたのですが、本人がそういうので、そーいうもんだと受け入れて、そう呼んでいました、笑。


わたしのことは、これまたなぜか「おひめさま」と呼んでいました。


なんでおひめさまなんだ?と思ったのですが、ちょっぴりうれしくもあったので、それも、そのままにしていました。



そして、子供ながらに、まあファンタジーだからね〜、とも思っていました。
だから、人には、絶対話さない、ひ・み・つでした。
でも、わたしにとっては、リアルな存在だったのです。



そして、中学生になったころ、自分でもなんだかすっかりばかばかしくなって、すべて忘れてしまいました。




その頃からわたしは、とても体調も、心理的にも苦しむ状態が始まって、それどころじゃなくなってしまったのです。
(正確には、それは、実は、生理が始まったときからなんですよね〜、なんか意味ありそうだな〜とも思うのですが。)

そして、その頃から、少しづつ巫病のような症状も出てきていたので、あんな存在と子供の頃繋がっていたせいかもしれない!と、逆に怖くなったりしたのです。



でも、長い年月がたって、今振り返ると、わたしにとってのアルドは、間違いなくあの龍だったな〜と思います♪


だから、アルドを読むたびにあの子供の頃の見守られていた安心感を思い出すのです。
それも、アルドが、特別にすきな理由です。


バーニンガムの絵本には、いつもアルドのような優しい存在が出てきます。
だから、バーニンガムも、好きなのだと思う。
そして、谷川さんも、バーニンガムのそこが好きなのだと思う。
きっと、谷川さんにも、目にみえないともだちがいたのだろうな〜と思うのです。





探したらあったので、アルドも、載せておきます。