第14回ナディマスタートランスミッションスタディシェアii(5次元バージョンアップ)

5次元ナディのレポートをお送りします。

女性性の苦しみ痛みを理解するというのがテーマだからでしょうか、5次元ナディが開催される直前の日曜日、福田和子のドキュメンタリーを見ました。
福田和子とは、松山ホステス殺人事件で容疑者となり、時効寸前まで逃亡した人として有名な人です。

彼女の生い立ちなどの紹介で思ったのは、母親の代からすでに女性性の痛みを抱えており、自身もその女性性の痛みを継承した人生だったのだなということです。

私は、2次元ナディの時期に、「四丁目の夕日」という不幸なことばかりが主人公を襲うという怖いマンガがあることを知ったのですが、そのマンガのように次々と不幸なことが彼女に起きていることに驚きました。

福田は幼い頃に両親が離婚し、母親は自宅で売春宿を経営してたというバックグランドを持っていました。
この母親の商売によって、その後娘である彼女が女性性の痛みを味わう人生を歩む結果につながっていたのではと思い、そういうことが連鎖することは何とか断つことができないものかと思いました。

また、母が再婚して小さな島に引っ越すと、母の元職業が島の住民に受け入れられず、排他的な扱いをされ耐えられずに親子で島を出ます。
この小学校時代の島暮らしでは、憎しみの目しか向けられなかったとのこと。
たった一人ぼっちで孤独で傷ついたようですが、インナーチャイルドの痛みも同時にたくさん抱えていたんですね。


そして、高校時代に同級生と恋人同士になったが、その人は事故で亡くなり、自暴自棄になり高校3年で退学後、あらたな恋人と同棲し、一緒に強盗をはたらいたため、刑務所に入れられる…。

恋人だった高校の同級生は転校生で、よそ者の気持ちがわかるため惹かれあったようです。その人が若くして事故死とは業の深さを感じてしまいます。
彼女と惹かれあったということは同じだけの心の傷があったのでしょうか。


18歳で強盗をし、逮捕されて入った刑務所では、強姦される事件に遭ってしまいます。
松山刑務所事件というそうで、あのホステス殺人事件の前に、こんな事件に被害者になっていたとは、何の因縁だろうかと思ってしまいます。
それは多分、生い立ちから持ってしまった傷の因縁なのかと少し震え上がってしまいました。
この人は性的なトラブルに散々振り回されたようです。


12歳の時におじさんにいたずらされて、自分の性がお金になると直感したというエピソードを昔のニュースで聞きましたが、金星の女神学校の《アフロディーテ》であったように、
幼いときは性的に守られていないとダメですね。
サロメ》も思い出します。


刑務所で起きた事件は、刑務所ほど怖いところはないと身にしみて、その後松山ホステス殺人事件後、逃亡を続けるモチベーションになったとのことです。

福田が同僚のホステスを殺人するまでに、かなりの不幸を積み重ねています。
フィクションかと思うほどです。


彼女は、交際していた人に、「婚期を逃してしまった良家の子女である」との嘘をついており、それがバレないようにするために、家具をそろえる必要があってホステスを殺し家具を奪ったと…ということが動機なのだそうですが、もしこの動機が本当だとしたら、自分勝手な理由で人の命が奪われてしまったわけで、理解に苦しみます(この動機は本当なのかは、はっきりしないままですが)。


彼女の内面は、交際していた人を何としてでもつなぎとめておかなけれならないほど、孤独で傷つき、歪んでいたということなのでしょうか。

私は、この人の人生を見ていると、こころの中がどうしようもなく暗くなって重苦しくなり、
自分の中の深いところに潜む、女性性の傷がうずいているなと思って他人事とは、思えませんでした。

今の人生とは程遠い人生なのですが、女性性が歩んできた歴史として、女性性が請け負った犠牲・苦しみの一端というか末路を見たということだと思います。

以前、ジュアルクールが言っていました、「性の傷を男性に与えないでください。犯罪に向かわせる原因になる。」を、改めて思い出しました。5次元6次元ナディ同時開催のガイダンスの言葉ですね。


それから、福田和子事件とは変わりまして、自分のことについてですが、悩みが勃発しました。

それは、今年の内示が出たのですが、昇進ができなかったということです。
同期で昇進できなかったのは私くらいだし、珍しいということが私にもわかっているので悩みました。

思い当たる具体的な理由は去年の人事考課がよくなかったことです。
だから、なんとなく一年前からわかっていたのですが、やっぱり悲しかったです。
努力が報われないということですからつらいです。

最近は持ち直してきたのですが、かなり職場にいることに否定的な感情をもって仕事を続けてきたので、そういう状態でいるとこういう結果を招くのかと感じているところです。

しかし、5次元ナディの再開催のおかげで、ガイダンスに励まされました。
三日月の話、なるほどなと思います。


私は、昇進できなかったのですが、心の中で救われたのは、自分で自分に対する評価が良いということでした。
自分で自分に納得できないというか、合格点をあげられないときは、人から評価されても本当には満たされません。
そういう意味で、私は、自分の中に満月が見えていました。


周りの人は私が昇進できなかったことをどう思うだろうかと思って、そのことで心の中が傷つくんですけれども、地震が起きてしまった時点から、生きているだけでも恵まれているので、
小さな悩みと変わってきました。


男性は癒されることの無い競争社会に身をおいていますが、男性は人から評価されるために戦い続けているということに気づかされる出来事でした。


人からの評価も謙虚に受けれつつ、人からの評価だけで自分が損なわれたりはしないことも、わかっていられる自分でいたいですね。
厳しい評価で傷ついて、自虐的になって、自分で自分の満月を損なわせていくようなことをしないことが、道なのだなと思いました。
それこそが、人生を負のスパイラルに陥らせない秘訣なんですね


前述のテレビドキュメンタリーの後、いろいろ考えたのですが、「自分は本当は傷ついていないんだ」と知ることは人生を好転させる救いだと思いました


今回のナディは深くて、トランスミッション開催時間は、3時間熟睡してしまっていました。
前もって宣言はしてあったのですけれども、こんなに意識が飛んでしまう予定ではなかったのにと思ってびっくりしました。


私にはいろいろあって悩んでいたので、眠らないといけないくらい考えちゃってたのでしょうか。

ヴィーナスファンデーションヒーリングとともに、私を支えてくれた高次のサポートに感謝いたします。ありがとうございました。



レポートありがとうございます。

今、災害のあと混乱している時期であると思うのですが、テレビも災害の悲惨さを伝えるニュースを多く流しています。
こんなときこそ、励みになるような記事や、みなさんから頂いたレポートをアップさせていただくことが、わたしに出来ることなのかもしれないと思っております。

福田受刑者のようなかたは、本当に最も悲惨な女性性の苦しみの結果を体現していると思います。
苦しみのスパイラルも、でも本当の意味は、自分が傷ついているということを受け止め、癒すほうに意識を向けるためのインナーチャイルド的なサインであったのかもしれません。

受けた苦しみを自己憐憫に陥らせないということの大切さが、ここに表れているように感じます。

今回の災害もそうですが、ここ地球は、生きるということは、楽しいことばかりが起きるようにはなっていません。
両方あるということを、受け止める前提的な意識を持つだけで、自己憐憫から立ち上がろうとする力も出てくるのだろうと思います。

自分は、他の人よりもダメな存在なのだという意識は、自分を傷付けることにしかなりません。
だから、起きてくる苦しみを、自分に対しての罰や、自己否定に考えるのではなく、乗り越えて成長するための試練であると前を向けば、助けてくれているたくさんの存在にも気付けるはずですよね。

気付いたときが、そのスタートだし、そのためにこそ、苦しみもあると知れば、全てを祝福に変えられる力も、人間のなかにすでに備わっているような気がします。

ありがとうございました☆