金星の女神学校≪サロメ≫の感想です10

そして金星の女神<サロメ>の感想です。
サロメというと、思い浮かべるのはオスカーワイルドの戯曲のビアズリーの挿絵です。


この絵を初めて見たのはたぶん、小学生くらいだったと思うのですが、もちろん戯曲などは全く読まず、でも妖しいサロメの画にとても魅かれ、とても好きな画のひとつとして今も私の中にインパクトを残してくれています(この画が好きってどんな小学生だという気がしますが…)

そして、海や波など水の音と一緒になっているCDを。普段、ヒーリング音楽をほとんど聴かないのですが、ずい分昔に買っていたのを思い出し、今回ずっと聴いていました。


こんなことから考えてみても、今回のサロメのテーマは、思っている以上に私にとって大事な鍵となるエネルギーだったのかなと思っています。
この前の<アフロディーテ>や<ヴィーナス>の時、ガイダンスを読んでいても字を追っているだけで、頭に入ってこず、受けてみても全然わからないという状態でどうしたものかと思っていました。ですが、今回のサロメを受けて次の日、ふとアフロディーテとヴィーナスの時のガイダンスを読み返してみたところ、なんだかすんなり自分の中に入ってきました、腑に落ちるという感覚でしょうか。金星の女神学校3回目にしてようやくです。そんなわけで、アフロディーテやヴィーナスも混ざったものとなっている感想ですが、 子供のころから私は、いろんな面でとても自分を抑えて生きてきたわけですが、サロメのテーマである性、官能、セクシャリティという部分で関して言うなら、母がやはりその部分をとても抑圧して、潔癖なまでに嫌悪していたという影響がありますし、また、子供の頃の私は人より身体的に成長が早く、とても大人びて見られていたのでそういう自分を恥ずかしいと感じていました。自分が思うほど周りは見ていないのですが、母に指摘されたことがあったり、そういうことを意識してしまう場面もあったりして、とても人の目を気にしていたと思います。さらに、同姓から意味もわからず攻撃されることが多々あり(これは私にとってけっこう大きな傷となっています、そしてやはり男性性の強い女性からの攻撃です)



特に何かに秀でていたわけでも、目立つ存在でもなかった私は、自分という存在そのものが人を嫌な気持ちにさせるのでは、と自己否定や罪悪感を抱えるようになる要素の一つとなり、自分の魅力を発揮したい!なんてポジティブな気持ちになっていくことはなく、逆に目立たないように、地味にしていこうという方向に向かっていきます。そして性的なものをすべて抑圧して生きていくことになります。自分の性というものをとても厄介なものとしか思っていなかったし、なければいいのにとずっと思っていました。



また、矛盾しているようですが、性やセクシャリティというものを自分で抑えてきたにもかかわらず、その分、その点でとても未成熟であるというコンプレックスも抱えていました。性とかセクシャリティとか、どう扱っていいのかわからなかったのです。スピリチュアルなことに関心を持ち始めてからも、意味があることなんだろうけど(創造のエネルギーともいったりしますよね?)私にとっては健全な扱い方もわからず、面倒なだけでした。見ないことにしてきました。



女性らしくステキに魅せたい、と思うお年頃に、女性らしさなんかいらない地味にしていこう、という方向に向かい、しかもそこには自己否定や罪悪感も織り込まれているわけですから、これはかなり人間関係でも辛い状態に陥りました。今思うとそりゃそうなるよね、という感じですが、その時はそうした方がいいと思っていました。
ですから大人になるにつれて、女性性は抑え込まれ、結果男性性優位な状態で生きてきていくようになっていたと思います。非常に我が強く、がんばらないとが口癖で、人に対して攻撃的になるところもありました。



そしてこれは、アフロディーテでテーマであった少女時代に築かれる自己存在の安心というものが得られなかったことともつながっているだろうし、ヴィーナスの恋愛の欺瞞ということでも、満たされなかった愛や安心感を相手に求めるあまり、非常に押しつけがましくなったり、自分が苦しみたくないばかりにコントロールしたがったり、そもそも好きになる相手も不誠実な人であったりと、それは自分の影の部分を知るためであったのだと思いますけれど。



今回、ずっとどうしていったらいいのか分からず手をつけられずにいた性の部分で、サロメに関してふみさんのブログやガイダンスが理解していくのにとてもとても、役立ちました。  
本当にありがとうございます!
アチューメントを受けた次の日は、落ち着き、穏やかさ、安らぎ、そういったものが自分の中に満たされているのを感じました。
まさにサロメは「平和」のエネルギーなんですね。男性性が過剰になったりするというのは、不安や恐れがあるからだろうと思います。怖いから、頑張るし、コントロールしたいし、攻撃もしておきたい、みたいな。だからこそ、ありのままで自然でいいんだというサロメの平和のエネルギーが男性性を惹きつけるということ、とても理解できました。



この金星の女神は、私にとっては自分の価値や尊厳を取り戻すのにとても大事であると感じ始めていますし、特にサロメは、私は女性として生まれてきているわけだから、性やセクシャリティを否定することは自分を否定することにつながることですし、ポイントになっていたのかと思います。やっと自分の性に向き合えるかなと思っています。
とても大事な機会を与えていただいて、ありがとうございました。