火星の癒しと対処

火星の逆行のエネルギーが、辛く感じているかたもいるかもしれないので、それに対する対処法のようなものもご参考までに、書いてみますね♪

この間の記事にも書きましたが、火星の「怒り」の対処です。自分の場合も、他人の場合も鏡であるという前提で書いてみます。それで、去年からトランスミッションワークで、みなさんにも参加いただいておりますが、そのときにシェアでもアップさせていただいておりますが、みなさんが受け取ってくださった叡智にも、いつも助けられております。そんな中から、今回、マスター(サナトクマラ)がセレクトしたものも併せてご説明させていただきます☆



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「 内なる真実に向かうため、まず現在の自分の真実を受け入れる。つまり、ありのままの自分、そして感情を受け入れる。」そう決めた時に、諸々の感情が湧き上がり、エゴが抵抗しだしました。特にある人物への嫌悪の感情を否認することによって、怒りが私の中に知らぬ間に押し込められていることに気づかされたのですが、だからといっていちいちその人物と戦わなければならないのか?と考えると気が重く、どうすれば良いのか分からず混乱していました。その心の動きに対して、マスターがインスピレーションを与えてくれました。


他者と戦うのではなく、自分の真実を無視しないことが重要。
自分の中で認めて、受け入れて、光で満たし変換する。それはいずれ一瞬で出来るようになるかもしれないが、今は必要なだけ時間をかければ良い。


「嫌悪の感情」を無視し続けると(ふり積もらせると)、自分の中の大切なものに影をおとす結果になる。
光が曇る。
自分の大切なもの(真実)を守るために自分のエゴと戦う。
愛で変容させる。愛の魔法を信じる。


嫌悪してその嫌悪を無視するのは、相手を見捨てていることにもなる。
しかし現在の自分の許容範囲を超えて、全てを背負う必要はない。


宇宙から送られている愛に共振して、あなたの中で振動している愛に気づき、目を向けなさい。全て(嫌悪も愛も)が同時に起こっている。

その瞬間意識を向けて動いた感情(エネルギー)、その自分の選択を無視せず、ありのままの自分を受け入れる。


しかし、自らの中にある可能性、自分の中のどの部分に焦点を合わせるかは、自分の自由意思だ。
感情が洗練されれば、嫌悪よりも深いところにある愛情から反応を示す(行動する)ことができるようになる。たとえ今は、それがどんな行動か想像すらできなくても。



『真実と愛』を恐れない。
それはあなたを苦しめるものではない。
一瞬でネガティブな感情を解消できると思わず、時間をかけて、それが語る真実を探り、光に変換すること。
1日の終わりに、落ち着いて内省する時間を取ること。囚われた真実を救い出すために。


私は自分が愛を送るということばかりに問題点を絞って考えていましたが、同時に自分も愛を送られており、そして愛を受け取らずにネガティブな感情を選択しているという構図に気づいたことです。


あらゆる瞬間に無数の選択が無意識になされており、私は愛ではないものを選択していることがほとんどなのだと知りました。


でもトランスミッションという時間の魔法、愛の魔法ですね。今私は宇宙から常に愛を送られているということを完全に信じており、そして意識できる選択(怖れや不安など)については、「愛を選ぶ」と思うと、スッと混乱が鎮まるようになりました。


毎日をただ流されずに内省する時間をとる事。ナディ後のまだ数日ですが、やっています。ネガティブな感情が語るメッセージを辿ると、大抵「自己嫌悪」「罪悪感」「自己不信」に行き着くことが分かりました。


他者に対して抱いた感情であろうとも、その源泉は自分の中にあり、まさに他者は自分を映す鏡であると分かりました。

私は自分の中にあるものを他者に投影して、他者を理解した気になっているのです。でも私は私という枠を出ることができないので、そういう風にしか他者を見ることができない。他者そのものを本当に見ることはできない。
だからノンジャッジメントが大切、というより当然のことなんですね。そしてワンネス意識へと自分の意識を高めていくこと。


また、“愛で変容させる”というインスピレーションから、嫌悪を抱かせる他者を変容させるために「他者に愛を送る」と連想してしまった私ですが、


≪マスターは、嫌悪を他者に投影する私自身を変容させるために「自分に愛を送る」と伝えたかったのではないかと思います。≫


コントロールがどうのと思う時点で、私の「愛」は純粋じゃないんだろうなあと思います。無条件の愛を発信できる人間になるまで、まずは自分を浄化の日々が続きます。



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以上は、マスタートランスミッションで、他のかたが受け取ってくださった叡智ですが、素晴らしいです。ほとんどこの中に答えが入っているのですが、僭越ながら、少しわたしもマスターの指導によって、解説加えさせていただきますね♡  より、他のみなさんにも、ご理解いただけるように♪



一言でいうと、今回火星の問題で取り上げられているのは、「嫌悪」の感情と、「怒り」の感情の関係性と、その対処法です。


先日の記事で、火星は、今、獅子座にいて、水瓶座アクエリアス)の理想たる、海王星木星を牽引していると書きました。水瓶座アクエリアス)の理想は、「自由、平等、博愛」です。


おそらく、みなさんは、この「博愛」を念頭において、常々理想に向け頑張っていらっしゃると思うのです。そのためには、この「嫌悪」の感情は、厄介だし、罪悪感を感じるので、抑圧しがちだと思います。中には、頑張って、我慢に我慢を重ねて抑圧してるかたもいらっしゃることと思います。けれども、それは、「嫌悪」の感情の正しい扱い方では、ないのです。


「嫌悪」は、何かが合っていない(適切でない)...という重要なサインなのです。このサインを見逃して、無視して、抑圧をかけるから、「怒り」が、溜まってゆくのです。早い状態で、「嫌悪」というサインを理解すれば、「怒り」を溜め込み、破壊的な怒り(火星)を爆発させるということは、十分に防げるのです。


たとえば、ある誰かに「嫌悪」の感情を感じたとします。そういう場合には、その「嫌悪」を抑圧して無視して、「博愛」の理想に生きようとするのではなく、その「嫌悪」を観照することが鍵となるのです。
「何が、わたしにこの嫌悪の感情を持って、注意を喚起しているのだろう?」という問いです。それを自分のなかで落ち着いて問うてみるのです。


そうすると、自分の「嫌悪」という感情をセルフィッシュ(自分のわがままな感情)として捉える必要がないのだと理解できます。たいてい、「嫌悪」を抱く相手には、その関係性が適切でない、たとえば相手の依存を受け入れ過ぎている、また相手が望んでいることが負担である、本来自分に向けられるべきでない怒りが自分に向けられているという警告のサインである場合が多いからです。もしくは、これと全く逆のケースもあります。自分が依存している、もしくはしたいと思っている場合にも実は、「嫌悪」を感じているのです。けれども、自分が依存したいという場合には、より深くその感情を抑圧しているだけなのです。それは、出来るなら依存していたいからです。


人間は、弱い存在で、誰でも欠点があります。それを大前提としてお話していますが、依存もやむ負えない場合があります。依存したり、されたり、傷つけたり、傷つけられたりしながら、その経験や痛みによって、みな、少しづつ、一歩一歩、人間性を高めているわけだからです。けれども、少しづつでも、わたしたちは、自分を癒し、不要な傷を受けないように成長するべきです。傷つけられれば、誰でも「怒り」を感じるのが自然だからです。ですから、自分も他人も同様に、いつまでも「犠牲」にしつづけるべきではありません。


さて、それでは今度は「怒り」の考察に入りますが、依存を例にあげると、依存は、されても、しても、「怒り」が溜まるものなのです。ですから、良かれと思い、相手の依存を受け入れることは、相手を「怒らせ」は、しても感謝されることや、ましては、成長させることもありません。互いに「怒り」を溜めて、しかも依存しているゆえにそれを抑圧しつづけ、破壊的なものになるまでに「怒り」を育ててゆく結果になるのです。


でも、それを避けることができます。それは、「嫌悪」の感情に注意(敬意)を払うことによってです。相手を変えることは出来ません。とするならば、「嫌悪」を抱く相手とは、まず距離を置くことです。「嫌悪」は、そこに違和感(相違)があることを示しているのですから、距離を置くことは、お互いに無理をしなくて済むということなのです。つまり、潜在意識において、お互いに本当は「離れたい」と思っているということなのです。離れる、距離を置くということに冷たい、愛のない行為なのではないか?と罪悪感を持つかたが多いと思いますが、特に火星のエネルギーを頑張る無理するということに使っているかたは、理想に向けて、無理して突破しようとするのですが、これはいずれ失敗します。なぜなら、誰でも「無理」されるのも、させられるのも、自然なことではないので、怒りが湧いてくるからです。


この場合「距離」が、恵みになります。自分の感情(嫌悪)を感じるゆとりになるからです。ゆとりが出来れば、それは変容への兆しになります。


このことを平和的に、真の愛において、可能にするのは、「信頼」です。自分への「信頼」と、自分に嫌悪を抱かせた相手の本質への「信頼」です。そして、それは天への「信頼」でもありますね♪


そして、この「信頼」は、いずれ互いの関係性を癒し、「愛の種」になってゆきます。これが真実です。


だから、どんな自分の感情にも「敬意」を払うことが、相手に「敬意」を払うことに、しいては、相手を真実に愛することに繋がります。


だから、自分に「甘く」なのです。自分の成長を待つということ、今出来なくても、いずれは出来るようになるのです。そう、今は、すべての人を愛することは出来なくても、いずれは、愛することが可能なまでに成長するのですから、「ゆっくりと」自分の成長を待ってあげられることが、「自分に甘くする」ということです♡


そして、自分にしてあげられることは、必ず相手にもしてあげられます。今は自分に「嫌悪」を感じさせる相手も、いずれは、真実に深い愛情を感じる相手(愛以外は、どうしようにも感じられない相手)に、相手も成長するのですから♡
そのときを、ゆっくりと平和的に待ちましょう♡


それが、サナトクマラの教える、深い関係性の癒しの真実です☆
みんなで、15日、新月日蝕)の「Comfortable(快適さ)」まで頑張ってまいりましょう♡