第5回ナディマスタートランスミッションスタディシェアii(9次元)追加

Comm☆ Uni ☆Cation

もしも、私が遺書を残すなら?
なんと、あなたに伝えたいだろうか?
ことばには、力があるから「戦争を止められる」くらいのパワーがあると教えてくれたのは恩師で、国連通訳のコミュニケーションの博士だった。

(com) – (uni)−(cation) という意味を教えてくれたのは、目にはみえない教師だった。
祈っていたら、単語を分割した形でみせてくれた。Com(共に、合わせる) Uni(ひとつ)Cation(カチオン因子・量子)

Communicationということばの奥深さを知った。瞑想や祈りを続けていると、量子の細やかさが実存することが感じられるようになってくる。その繊細さに気づいていくことが、神との合一、聖なる結婚(神と人)への道程なのかもしれない。すべての物体や生物は、量子運動があって相互間にCommunicationをとっているということだ。関係が成立するのは、素粒子がぶつかりあって、新たなエネルギーを生じさせているからだ。それが、進化なのだろう。
テレパシーとはこういうことかもしれない。

科学的・物理的なことは私にはわからないけれど、目に見えない教師はこのことを「二つをひとつに」という表現でも教えてくれた。「同じ赤い血」・「らせんの歓び」ということばも与えてくれた。「微細なパウダー」「霊鳴」「ことばは続いている」「今」

私は子ども時代と青年期を外国で過ごし、戦争が直接的・間接的に人生に影響を与えることを知っている。通訳者が最終的に奉仕する先は、戦争と平和を和解させることだ。
だから、二元を超えて一元の世界の平和を知ることが何よりも大切な課題であった。
戦争を否定しても、戦争はなくならない。見ないふりをしても、それは、ある。

通訳の仕事を通じて、もっと良い仕事がしたいと願ったときに私は神とのコミュニケーションが必要な地点に到達した。どれほど、知識を積もうと、どれほど、単語力を手にしようと、先にすすめない(自分の力では)という地点だ。テクニックや、知識量の問題ではない。
より洗練し、より愛深い仕事をしたいと願ったときに、自分の力量ではこなせない地点を知ったのだ。神とコミュニケーションをとって、神の手足となって、神の平和をことばに乗せることのできる仕事がしたいと願った。それは、私の心の痛み(愛)から発しているのだ。
自分の心に戦争(葛藤)があるかぎりは、平和的な仕事は難しいのだと思った。

「霊鳴」(れいめい)ということば、これは霊と霊が共鳴することらしい。らしいというのも、インスピレーションで瞬時に私に与えられる「ことば」と知識だから、一を聞いて十を知るような瞬時の理解に頼るしかない。
ある人と不思議な関係になった。相手のことが会話をしなくてもわかるのだ。
その人は、私がその人のことを嗅ぎまわっている、などと思いこんでいたが、それは違う。
そんなことしなくても母親が子どものことをわかるように、その人が痛むと私も痛んだ。その人が辛くて重たくなっているときには私の背中が痛んだ。戸惑ったのはお互いさまで、それで祈ったら「霊鳴」ということばが降りてきた。この体験は、人は霊であるということを私に教えたのだ。

これが、9次元の叡智だと知ったのはつい最近である。人の意識レベルは3次元・物理次元から上の次元へとつながっていて、瞑想をしていくと上の次元がわかってくる。上の次元に行くと、すべてがひとつであると知る。そのすべてとは、自分にとって不都合な人でさえも、霊的にひとつにつながる兄弟だということだ。高い次元に行くと、敵も味方もなく、すべてが自分であり、たったひとつの命だとわかる。そうなると、誰がどうのこうのという争いは存在しえなくなる。観音様がすべてを慈悲で包みこむことが理解できる。イエスが十字架を受け入れた意味がわかる。そういう叡智が、9次元の叡智だ。高い次元というのは、自我が存在せずに、魂の領域とも言えるかもしれない。

そこには、戦争も平和もないのだ。または、戦争も平和もいっしょに同時にある。
そこには、過去も未来もないのだ。または、過去も未来も今も、いっしょに同時にある。
だから、すべて(過去の人類の痛みも愛も)があるのだ。そこでは、これが善い、悪いというジャッジメントがないのだ。だから、すべてが一瞬にしてゆるされ消えていく。

私が、通訳者として知りたかったはこのことだった。
2元という善悪のジャッジを超えた世界はたしかに存在していた。

私は、「彼」に出あえたことを神に感謝する。「彼」は昔の恋人で外国の人だった。彼の親が第二次世界大戦のときに、日本軍に村を焼き討ちされた過去をもっていたために、日本人の私との交際を反対された。彼との過去は、私に戦争という悲劇を教えてくれて私に神の平和を求めさせてくれた。愛は永遠である。25年前に彼と私が夢みた世界、インターネット。私の夢を形にしてくれた「彼」に感謝。今でも覚えている。大量の資料を前にレポート書きに泣いていた私はつぶやいた。「情報がすぐに手にはいるシステムができるといいね、テレビをつけると自分で好きな情報が検索できるような」。まだPCはなく、会社ではテレックスが使われていた。その後、彼はコンピューターの開発に進んでインターネットの発展には、一部だけど、彼の夢が反映されている。ネットで世界がつながること、情報の共有(シェア)も、神の光通信網なのだ。

今後、世界は、パソコンもいらないテレパシーの世界に移行していくはずだ。
被昇天が現実だからだ。テレパシーで瞬時に情報が行きかうと、「嘘」や誤魔化しが存在できない世界になる。
それが、イエスが私に見せてくれた平和の姿だ。