海のなか安心して漂えるということの大切さ

今回のVenus Foundation(ヴィーナス ファンデーション)リリースは、海のなかクジラさんたちと泳ぐということでしたが、この「海のなかで安心できる」という感覚は、リリースが終わったあとわたしたちが思うよりも大切なことなのだなという感覚がやってきました。




伝説において、わたしたちは、レムリア、アトランティスと海に沈んでいます。それも、わたしたちの誤ちの結果としてということになっていて、もしかしたら、良心的な人ほど、わたしたちは失敗したという罪悪感と恐怖を持って海に沈んだのかもしれません。




以前書いた「供犠とアンドロメダ姫」
http://d.hatena.ne.jp/birth-of-venus/20081119/1227102486で、ティアマトが、クジラの怪物だったということが気になっていたのです。神話や伝説というのは、わたしたちの深層心理に眠っているものが、表層意識に登ってくる際のメタファとして語られます。なんらかの気づくべき真実や叡智が隠されていることが多いものです。




洗礼という儀式があります。それはわたしたちが新しく生まれ変わるというメタファです。水による洗礼。それは感情の浄化なのです。それは罰ではなく生まれ変わるための儀式であるならそれは実は恵みです。でも、そのときは罰を受けてると感じてしまった。そうじゃないんだよ、大丈夫なんだよということを今回クジラたちはわたしたちに伝え、理解させてくれようとしているのだとも感じたのです。



もしも、わたしたちが海のなかで安心することが出来たら、それが違う次元に抜けるポータルになるのかもしれない....なんて。わたしたちは犠牲になることも、罪悪感に苦しむことも必要無いのです。むしろ、そこを抜けること....。



去年の夏「ポニョ」を見たときも、そう感じたのです。あれは実はパニック映画なのに、笑、だって洪水が起きて、海に陸地が沈んでいるのに、みんな穏やかです、笑。良かった良かったってなっている。わたしは、宮崎駿監督は、そうやって、わたしたちに海を怖がらないことというメッセージを伝えているなあと感じたのです。その海は、まさに海そのものでもあり、またわたしたちの「感情の海」でもある。どちらも怖れることはないのです。



感想にあったような感覚をわたしも持っています。そのときの地球にいたような感覚を。
そして、珊瑚は、産卵しながら歌っていた。満月の夜の海で、とてもきれいなきれいな歌を、その歌をうっとりしながら海の生物たちは聴いた。「大丈夫、大丈夫」って。何も間違ったことなんて起こってない。それを間違ったことにしなければ、何も心配はいらないんだって。



わたしは、今回のリリース後の今、そんな感覚の中にいるのです☆わたしのなかでは、またちょっと安心のメモリが上がってきています♡