実際に起きてしまう「母殺し」のケース★


2月14日(土)聖ヴァレンタインデー開催≪アフロディーテ
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以前に書いた記事から。


「情念の深い関係性」は、男女関係、夫婦の関係、
そして親子の関係が当てはまると思います。


実は、≪ターラ≫のトランスミッション中に見たDVDがありまして、
これを≪ターラ≫の最中に見せられるって、
どういうことだろう?って感じていました。


「美し過ぎる母」という映画です。
ちなみに、本題の「Savage Grace」のほうが、
全然合ってると思う内容です。


なぜこれを見ようと思ったかというと、
レ・ミゼラブル」で、マリウス役の男優さんが、
あまりに歌が上手で、誰だろうと思って調べたのがきっかけです。
エディ・レッドメインです。


そして、彼が出ているほかの映画に
美しすぎる母」があったのです。
で、興味を惹かれたのは、
彼自身が、イギリスの上流階級出で、英国一の名門であるイートン校で
ウィリアム王子と同級生であったそうなのですね。


で、この映画「美しすぎる母」は、実話をもとに製作された内容で、
貧しく育ったが、富豪と結婚したバーバラ・ベークランドという女性が
実の息子に殺されたという話だったからです。


それを、自身も上流階級出のエディ・レッドメイン
演じているというところに、何か通常以上のリアルさを感じて、
いつか見てみようと思ったのですが、
それがたまたま≪ターラ≫のときに見つけてレンタルしてきていたというわけでした。


このバーバラ・ベークランドという女性が、
まさに≪アフロディーテ≫不全の女性で、
子供のころから玉の輿を狙い、
富豪と結婚したあとも、その上昇志向が止まらないのです。


夫は、そんな社交好き妻に、ほとほとうんざりしていて、
ほどなく夫婦仲も壊れてゆきます。
とにかくこのバーバラという女性は、
すべての人の関心が自分に向いていないと
情緒不安定になってしまう人の典型で、
夫にも、来客にも、自分に思うような関心が向けられないと、
どこででも、感情的に破綻しちゃうのです。


周囲も、もう、みんなうんざり。
夫が、若い女性と去っていったあと、
その情緒不安定さが、息子に向けられるのです。


息子もうんざりしながらも、
でも、やはり息子ですから、母を見捨てることはできない。
母から依存され、
アフロディーテ≫欠乏症で感情が不安定な母親の面倒を
見続ける負担のなかで、
息子は、自分の感情を殺して、失ってしまう。


母親は、息子の性的な境界線も犯してしまう事態になって、
最後には、それゆえ息子は、精神に異常をきたしてしまう。
そして、母を殺してしまうのです。


わたしは、この映画の悲劇を見ながら、
やはり感情が不安定で依存的な人からは、
ある程度の距離を置くことが必要だなと思いました。


夫は、そこから逃げることができた。


でも、息子が母親のコントロールから逃れることは、
難しいのです。


父親が、息子を助けるべきだったのだろうと思うけれども、
それも難しいとなると、余計母親の支配から逃れることが難しい。


そもそも、父と母が仲が悪いということに、
傷付いて育っていますからね。
だから、唯一、母親の支配から逃れる方法が、
母親を殺すことだった。


その息子のボーイフレンド(彼はゲイ)も、
母親に似た、自分を振り回すタイプを選んでいて、
ある人に指摘されるシーンがあります。


「君は、母親の面倒と、ボーイフレンドの面倒を両方見ているけれど、
君の面倒を見てくれる人は、誰なんだ?
君自身の人生は、どうなっているの?」


映画を見終えて、改めてエディ・レッドメインは、
なぜこの映画で、この役を演じようと思ったのだろうと考えてしまいました。
それは、この映画がノンフィクションだったから余計。


母親を殺してしまうくらいなら、
どんなに母親を愛していて見捨てられなかったとしても、
自分を守るべきだろう...。
それで、母親が壊れてしまったとしても。


子供は、愛情を与える側ではなくて、
本来受け取る側なのだから。
でも、愛情を受け取れていないからこそ、
親の呪縛から逃れられないのだ。
つまり共依存


そう考えたとき、依存せずにはいられない人の背景に
レベルは違えど、この愛情欠乏感がある。


それは、親子間のなかで、脈々と受け継がれ、
それが最高レベルまで負荷がかかった世代に至り、
その終止符を打つ手段が、子が親を殺す、
または、親が子を殺すという以外にないなんて、悲しすぎる。


でも、この愛情欠乏感を何が本当に埋められるのか?
それを冷静に見つめられるには、
やはり、その共依存の相手との距離が必要になる。
自分を守るために。
自分を見つめるために。
それが≪ターラ≫の伝えるメッセージなのだろう。


そして、≪アフロディーテ≫欠乏症の女性が結婚した場合、
夫婦関係が破綻することも、
多いのだろうと改めて思いました。


そういう意味合いからも、
アフロディーテ≫のケアをすることは、
女性の幸せにとって、結婚においても、子育てにおいても、
とても重要なのだと思います。



2月14日(土)聖ヴァレンタインデー開催≪アフロディーテ
お申込み締切は、2月13日(金)夜10時まで。
お申込みは、シャンティフレアサイト↓からお願いいたします。
http://shanti-flare.ocnk.net/product/22