母と温泉旅行☆


≪ターラ≫開催後、母と、温泉旅行に行ってきました。
母の体力の負担にならないように、近場でということと、泊まり慣れている「プリンス・ザ箱根」にしました。
普段は、母は実家にて別々に生活しているので、こういう時間を意識的に作ってゆくことは、これからも親子の絆のためも大切なことだなと思っています。
特に、わたしたち親子は、わたしが幼い頃、決して良好な関係ではなかったので、なおさらと考えています。


≪ターラ≫のあとだからでしょうか?
「依存と自立」の問題が、母との会話でもテーマとなっていました。
あまり個人的なことを書くのは、これからは控えたいと思っているのですが、これは、≪ターラ≫テーマに関することでもあるので、書いてみます。


母は、ある新興宗教に入信しています。
入信したのは、2〜3年前でしょうか?
母は、それまで一切宗教的なことには、関心を持っていませんでした。
わたしのことも、「わからない」「別に関心がない」という感じでしたし、わたしも、聞かれても、どうせわからないだろうからと、説明しませんでした、苦笑。


その母が、ある日突然、ある人に誘われて、その新興宗教に入信したとき、わたしに電話をかけてきて、その新興宗教がいかに素晴らしいか興奮して話しました。
でも、わたしは、まあ母がいいというならそれでいいんじゃないかと思いました。
同意はできないけれど、それは、母の自由だろうと思ったからです。
そして、今の母にとっては、必要なものなのだろうとも思ったからです。


その新興宗教は、チャネルができる人たちを養成していて、そのお告げを聞くことも、宗教体系の一つに組み込まれているのですが、そのお告げを聞くようになって、母はずいぶんと新鮮に感じたようだし、慰められたようでした。
そして、わたしのやっていることも、もしかしてそういう種類のことなんじゃないのか?と尋ねるようになりました。
ある意味では、そうかもしれないけれど、ある意味では全く違うものだと思うよ、とだけわたしは、母に伝えました。
「なぜなら、わたしは、なんらかの宗教団体に属しているわけではないし、わたしに(生きている)霊的な師匠が存在するわけでもないから。それだし、わたしがやっていることは、本来誰に対しても、なんの権威ももたないものだから。」と。


母が、その新興宗教に惹かれている原因は、いろいろあるのでしょうけれど、一つは、その新興宗教に社交的な要素を求めているような気がします。
わたしのは母は、わたしと正反対で、とても「社交」を愛しているのです。
あとは、「権威的なもの」もとても愛しています、です。

わたしの両親は、父も母も、以前から世の権威的なものをことさら重要視する傾向がありました。
実際、母は、そこの教祖にあたる人が女性であるということに、とても惹かれたと話していました。
もっと正確に表現すると、大勢の信徒さんに無条件に慕われ、尊敬され、帰依されているその女性(教祖)の権威的な世界の一部になることが、母にとって、その女性教祖との一体感をもたらす感覚が、とても新鮮かつ、興味惹かれることだったのだろうと、推測しています。
(そう考えれば、わたしは、権威も社交も全く愛していないし必要としていないということですね!
正直なところ、権威も社交もどちらもめんどくさいものだとしか思っていないことに改めて気付きました、笑。)


わたしが旅行中にちょっと閉口してしまったのは、その女性教祖の話を熱狂的にされるときです。
もちろん、その意図は、わたしに入信を促すため、苦笑。
そんなとき、わたしも、ちょっといじわるく、
「素晴らしいのは、わかったし、慈愛に満ちているのもわかったけれど、でも、実際には(母は)会ったことないんだよね? それで、どうしてそこまでわかるわけ?」
とか言ってしまいます、笑。

どの新興宗教でもそうですが、たくさんの信徒を得るために、家族や友人をどれだけ入信に導くことができるかが、その団体内での、評価につながるからそういう教育プログラムが入っているのですね。

わたしは、注意深く否定しないように、聞き流しているのですが、基本的に相手の意見を尊重するという倫理感(当然のことながら入信を促すために、そこの部分は宗教的な教義にも含まれていないのでしょう)に欠けている傾向がある母なので、とにかく話し始めると、しつこいのです、苦笑。


「ママが、自分の意思で何をしようと、わたしはそれを尊重するよ!
でも、わたしが入信することは、今後もないから、それを強要するのは、お願いだからやめてね。
わたしは、いくら話を聞いても、その人(女性教祖)に、全然興味や尊敬を抱けないし。
なぜなら、わたしの在り方とは、全く違う霊的な在り方を選んでいる人だから。」


「え?それってどういうこと?みんな(信徒さんたち、特にその場合には、有名人の名を挙げる、苦笑)教祖様のことを素晴らしいって言ってるよ!
みんな(そういうことって)同じなんじゃないの?
ママには、史衣さんのそういう感覚は、難しすぎて、わからないわ。」


わからないなら、わからないでいいんじゃないの?、そう答えても、説明しろ!と食い下がられるときが、また辛いですね、苦笑。
だから、「もう、その話は、やめ〜!」と言って、強引に打ち切ります、笑。

(尚、この記事は、あまりに個人的なことなので、あとで消去するかもしれません。)

続く...。