激しい渇望とそれに伴う憎しみの感情からの「超然」≪ターラ≫☆



「ねえ岡田さん、一人の人間が誰かを憎むときに、どんな憎しみがいちばん強いとあなたは思いますか?
それはね、自分が激しく渇望しながら手に入れられないでいるものを、苦もなくひょいと手に入れている人間を目にするときですよ。
自分が足を踏み入れることのできない世界に、顔パスですいすい入っていく人間を指をくわえて見ているときです。
それも相手が身近にいればいるほど、その憎しみは募ります。
そういうもんです。
そしてわたしにとってはそれが綿谷先生だったんですね。」

村上春樹ねじまき鳥クロニクル」)


’自分が激しく渇望しながら手に入れられないもの’、それによる’憎しみ’。
そこからの超然も、また重要な≪ターラ≫のテーマです。



人は、大きく2種類の人々に分けることができるかもしれません。

この世から、何かを「手に入れよう」とする人々。
この世に、何を「与えられるだろうか」と思って生きる人々


≪ターラ≫のエネルギーは、後者である’この世に、何を「与えられるだろうか」と思って生きる人々’に、わたしたちを育てるためのサポートでもあります。


何を手に入れても、満足しない人々がいます。
一方、自分が与えられているものに、深く感謝し、それに報いようとして生きる人々がいます。


≪サラズバティ(瀬織津姫)≫が、水で穢れを流すエネルギーであるのに、対して、≪ターラ≫が、水そのものの質を変えるエネルギーであるという違いが、そこにあると思います。 


何を手に入れても満足しない人々は、なぜ、満足することが出来ないのか?
それは、「本当に自分に必要なもの」がわかっていないから。
そして、「不必要なもの」ばかりに囲まれているから。


そして、本当に必要なものは、自分の外側にあるものではなく、自分の内側奥深くに眠っているもの。 
でも、それを掘り起こすには、痛みが伴うし、勇気も必要とするでしょう。
だから、それをやらない。

そういう人々が、何を手に入れても満足することなく、自分が持っていないものを持つ人々を激しく憎み続ける。
特権や、優越や、自己の利益のために、他者を利用し搾取し犠牲にすることも厭わぬようになる。
それで恨みを晴らしたような気分になれるのだと思って。


「冷静に考えてみなさい。
あなたは、どちらの人間なのか? 」
「わたしは、誰に聞いているのでもない、あなたに聞いているのだ。」

≪ターラ≫のエネルギーは、ヒマラヤの奥深き地より、わたしたちに、問いかける、問いかけ続けるエネルギーです。


4月10日(水)金星の女神学校≪ターラ≫特別グループ開催
お申込み締切は、明日4月9日(火)夜10時までです。
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