2月27日(水)満月翌日開催☆月の女神学校vol.2 『羨望と嫉妬の感情に対処する』詳細2


「月の女神学校」は、シュタイナーでいうところの「隠された魂の生活」のためのワークになります。


「この隠された魂的生活を明瞭に理解するために、七歳か八歳の子供が、自分は何もしていないのに、まわりの者たちがよく確かめもせずに何事かをその子のせいにするという不当な体験をし、その不公平さをしばしばその子が感じると仮定してみましょう。

このような不正を、子供は特別強く感じます。
けれども、その後いくつもの人生体験を経て、子供のときに深く感じた自分への不当な扱いは、日常の背後に忘れ去られてゆきます。
このような思い出が、もう二度と意識に上らないこともありえます。

けれども、十五歳か十六歳のときに再び、学校で不当な体験をしたとしてみましょう。
魂の波間に深く沈んでいこうとしていたものが活動を始めます。
かつて体験した不当な扱いが思い出されます。

子供が家に帰り、泣きながら不正な扱いをした人々を罵ったなら、昔の思い出はどこかに去っていくかもしれません。
けれども、鏡のような海面の下に波がうごめくように、魂の表面生活の下にかつての出来事が活動するのです。
涙や悲嘆、罵りとなって去っていったかもしれないものが、その生徒の自殺という結果を招くのです。
深く秘められた魂の生活が、このような働きをするのです。

意識下にあって魂を支配し、時折、本来の姿で表面に現れるこの重要な力のなかで最も意味深いのは、人間に意識されずに現れる憧れです。
憧れは、人生最大の苦悩の原因となることがあります。
意識されない場合がほとんどですが、憧れが苦痛を生じさせることがあるのです。
憧れは意志のひとつです。
満たされなかった意志が満足させられると、憧れはなくなります。
満たせなかった意志が憧れなのです。」



月の女神学校で扱う感情的痛みは、すべての人の魂に深く秘められているまさに原初の痛みです。
なぜなら、そのすべての感情が、「満たされない憧れ」に根差しているものだからです。

この満たされない憧れに対する意志、つまり「嫉妬と羨望」は、わたしたちが幸福になろうとする意志よりも強いのです。


「子供が家に帰り、泣きながら不正な扱いをした人々を罵ったなら、昔の思い出はどこかに去っていくかもしれません。」
とあります。
子供は、誰に対して、泣きながら不正な扱いをする人々を罵ることができるのでしょうか?
(不当な扱いをされることは、この世の常ですし....)

それは、自分を誰よりも愛するお母さんの懐で、抱きしめられながら自分を感情の痛みを受け止めてもらえたときに、その傷付けられた自分の価値や心が回復され、自分という存在への「憧れ」が満たされるからではないでしょうか?
そしてそれゆえに、わたしたちの中で、「母性」は、いつだって永遠に憧れを満たす対象であるのです。

わたしたちが、立派であろうとして、霊的な成長を望んでも、わたしたちの母性への憧れが満たされていなければ、わたしたちの感情も意志も、霊的な成長を拒否するのです。


「月の女神学校」のワークを導く女神は、この≪聖母マリア≫と≪観音≫の母性の女神です。
そして、更なる結実として≪サラスバティ(瀬織津姫)≫からなるトリニティがあったと思います。
月のワークは、水のワークです。

今、どうかこれを読んでいるあなたが、鏡のような海面の下にうごめく「隠された魂の生活」に、どうか癒しの光と愛を届けることを決意してくださいますように。
派手なワークではありません、けれどもそれは、わたしたちの満たされぬ憧れへの意志を満たす、本当に大きな癒しの準備となりますので☆


「嫉妬と羨望」というテーマでは、わたしたちは、等しく「カインの末裔」でもあります。
神の前に差し出した供え物。
アベルの供え物は、神に顧みられ、カインの供え物は、退けられたとき、この世で初めてとされる殺人が起こった。
兄による弟殺しです。

神に拒絶された者の、受け入れられ足るものとされた者への嫉妬と羨望からの殺人。


なぜ、カインが拒絶されたのか?
実は、これには、深い神の意図があったとされています。
神は、なぜ、自分は拒絶されたのか?とカインが、神に勇気を持って訊ねたなら、答える準備があったのだろうと。

でも、カインがアベルを殺したあと、神が、カインに「弟は、どうしたのだ?」と訊ねると、カインは、「知らない」と答えるのです。
正確には、「わたしは、弟の見張り番でしょうか?」と答えます。


カインは、わたしたちのすべての心の中に痛み抱えたまま眠っています。
カインを救いだし、再び天を見上げることができるまでに癒すことは、カインの末裔である人類に課された宿命なのです。

今でも、神に「なぜ?」と問うことを、とても困難に感じる人は多いのではないでしょうか?
それには、神に対しての、神の母性の部分に対しての信頼感が必要だからです。


「月の女神学校」は、カインの神への憧れと、拒絶された(と感じた)痛み「満たされない魂の隠された生活」を癒すワークです☆


2月27日(水)満月開催☆月の女神学校vol.2 『羨望と嫉妬の感情に対処する』

お申込み締切日は、2月25(月)夜10時まで。
前日が締め切りではないので、ご注意ください!
お申込みは、シャンティフレアサイトからお願いいたします☆
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