立春を過ぎて、9次元の霊薬(エリクシール)を携え持つ≪イシス≫の中立的な在り方について、改めて感じたこと☆


「イシスは、ミルクを与える雌牛の女神
原初の水の蛇の女神
ナイル川に洪水を起こす豊穣の女神
死者に生命の息吹を与える再生の女神
力の言葉を持つ女神
不死の食物や水を提供する'生命の樹’の女神
息子ホルスの優しい、世話好きの女神」


イシスを表象する言葉は、たくさんあります。

そのなかでも、わたしが2月4日立春の金星の女神学校≪イシス≫の開催時、また開催を経て強く示された部分を、シェアしてみたいと思います。

オシリスが冥界に下ったあと、ホルスとセトの戦いが始まり、ホルスは左目を失い、セトは睾丸を失います。
そして、最終的には、ホルスは、セトを打ち倒し、彼を処刑するために鎖に繋いでイシスに引き渡します。
しかし、イシスは、セトを鎖から外し、逃がしてしまうのです。
イシスは、セトを解放し、それに怒ったホルスは、母親であるイシスに猛然として腹を立てて、彼女の頭を切断してしまいます。
のちに、トートが雌牛の頭をイシスにおいて、その代用とする。


ここに≪イシス≫の中立的な調停者としての立場が見られます。
そして、まさに9次元的資質を身に備えるということは、こういうことでもあるのだと思いました。


オシリスとセトの諍いで、セトが勝利すれば、この世に無秩序、もしくは物質主義がはびこるであろうゆえに、イシスは介入し、オシリスを再生させます。
しかし、ホルスが勝利すれば、イシスは、セトを解放するのです。
イシスは、敵対者達を、その敵対関係を解消させることなく、和解とバランスを保とうとする。
戦いのどちらか一方に肩入れすることがないのです。

イシスは、ハトホルとも同一視されます。
この場合、雌牛の頭のイシスが、まさにそうであるように思えます。
金星の女神学校でも≪ハトホル≫の一番の特徴は、その「寛容さ」です。

宇宙の母のエネルギー。
そして、再生の9次元の霊薬(エリクシール)は、ハトホルのミルク(甘露)でもある。
そしてイシス、ハトホル両者の、水の女神としての、変若水でもある。

そして、これらの変若水を用いるのには、「裁かない」ということが重要であり、「赦す」という質が絶対なるものとなっている。
だからこそ、「変若水」であり、再生、再神聖化が可能な9次元であるということが、改めて立春に教えられたことでした。

二元性から一元性へ。
それは、光と闇、両方を肯定することからなる愛。

「ご覧なさい。
わたしは、あなたの背後にいます。
わたしは、あなたの神殿。
あなたの母。
永遠に。
永遠に。」


このエネルギーとともに、2013年歩んでゆくことになるのかしら??と改めて思っているところです☆