8月2日満月☆金星の女神学校≪イシス≫宇宙の母性と、コアスターとのハーモニーと癒し


≪イシス≫は、有名なエジプトの錬金術の女神です。
一説によると、トート(叡智神、ヘルメスと同義)に太陽叡智の秘儀を教えるように執拗に迫って、力ずくで、その叡智を手に入れたと言われています。
なぜ、≪イシス≫は、そこまでしたのでしょうか?
それは、彼女のパートナーであるオシリス(太陽神)を、復活させるためでありました。


セトによって、一度目は、オシリスは、ヒマラヤスギの柩に閉じ込められます。
けれど、イシスは、あきらめずに夫を探し出します。
このときには、イシスは、玉座を奪われ、髪を切り、炭で顔を黒く塗り、地上を泣きながら彷徨い、夫を捜し続けた。
これが、のちの「シンデレラ」のおとぎ話の元型になったと言われています。


2度目は、オシリスはセトによって、バラバラにされ、世界にばらまかれます。
けれども、今度もイシスは、諦めなかった。
オシリスの男根だけは、見つからなかったのだけれども、他の部分はすべて探し出し、魔術を用いて、オシリスを復活させ、息子ホルスを懐妊する。
そのホルスを抱く姿は、のちの聖母マリアに重ねられることになります。


今回は、この≪イシス≫の母性のエネルギーの部分にも一層フォーカスを入れます。
≪イシス≫は、聖母マリア、観音をも、統合する、宇宙の母性でもあるという部分です。

聖母マリアが、わたしたちのある3次元の母性の癒しのエネルギーと、仮に規定するなら、観音は、5〜8次元。
≪イシス≫は、9次元以上から、母性のエネルギーを注いでいるという設定で、より高い次元からの母性の癒しをお届けするという設定で行おうと思っています。


女神の名前は、わたしが権威的に規定しているわけではなくて、母性の女神としては、一つであり、同じであることを前提に、敢えて設定やヒーリングの目的のために適宜、役割りをエネルギー規定して設定すると、ご理解くださいね。
どの女神たち(女神というエネルギー)にも、本来、限界というものは、ないと思っています。




8月、真夏というのは、一年のなかのひとつの自然環境的なクライマックスだと思います。
夏の暑さで、わたしたちの身体もかなり影響を受けます。
そして、残暑のあと、秋に向かう大きな区切り。


ということで、今年の始めからの金星の女神学校の流れを振り返ってみました。
そして、今回の≪イシス≫は、今年の今までの金星の女神学校の一つの区切りとして、開催されるとガイダンスを理解したのです。


ということは?

海王星魚座回帰が、≪イシス≫では、改めてテーマになります。


海王星は、同じく魚座サインにあるキロン(魂の傷)と、コンジャンクションの範囲を維持し続けています。
今年の立春に、海王星は、魚座サインに回帰しました。

海王星は、金星より高いオクターブの愛を、わたしたちに教えてくれる星です。
金星を越えたところに、海王星があると云っていいかもしれません。
金星は、わたしたちに、痛みとともに、喜びを教えてくれる星。
海王星は、失望や、幻想を迷うなかで、傷を乗り越え、すべての存在へ抱く愛へ、わたしたちを昇華させようとする星です。



前回の海王星魚座時代は、今から165年前に当たり、日本は幕末。江戸時代末期にあたり、ヨーロッパ各地で革命が起こり、アメリカでは南北戦争が起こって、当時の強国は、こぞって植民地政策に乗り出し、日本にも黒船が来航し、開国を迫られ、明治維新が起こった時期に相当します。

2012年立春からの14年間には、どのような変化が起こるのでしょうか?
敢えて、予測してみると、霊的・精神的な分野で、明治維新、近代化レベルに相当することが、開始されるのではないかと思われます。

以前にも書きましたが、感情的であるということは、弱いこととされてきましたよね。
これからは、それが変わってゆくような気がしています。

というのは、今まで、魚座(太陽)生まれの人たち(または、魚座的な資質を持った全ての人)が担っていた弱さが、もっと広い範囲の人々に痛感される時代の幕開けになるのではないかと感じるからです。

自分を、小さい、頼りない存在だと気付く、弱い存在なのだと。
そのときに、人は、変わることを余儀なくされます。
そんなときに、これからきっと活躍してゆかなければならないのは、今まで弱さを味わい尽くしてきた人々。
そんな感じがするのです。


大きな感情の揺れを起こす海王星を、知り尽くしている人たちが、今まで味わったことのない自己の弱さに直面することになる人たちを助けてゆく。
それが、これからの14年間になってゆくような気がしています。

海王星は、「自己犠牲」とも関連深い星です。
自己犠牲を押し付けられた状態(被害者意識)から、自己犠牲の真に意味を悟るということも、これからの14年の重要なテーマになってゆくのではないでしょうか?


魚座というサインから見てゆくと、12星座の終着点が魚座
それまでの、牡羊座からスタートしたプロセスを全部経験した末に行きつくのが魚座というサインです。
ゆえに、今までのサインで経験した傷や痛みを全て内包しています。
たとえば、太陽が魚座の人でなくても、なんらかのアスペクト海王星や、他の惑星が魚座サイン、および12ハウスにあるということは、そういう傷を多く負っている傾向があります。
ゆえに、魚座は、「悲しみ」がキーワードになるし、すべての痛みを知るゆえに、どうしても自己犠牲的になりやすい。


水瓶座は、ある意味、理屈を掲げるサイン。理想に燃え、革命に向かって果敢に前進します。
でも、革命の結果、理屈だけではだめなんだということを悟るサインです。
その結果として、もう一度原点回帰に戻り、すべてを捨て、ただただ純粋さを取り戻そうとするのが魚座サインです。


ゆえに、魚座の、本当の在り方は、「全てを受け入れつつ、幼子のように無邪気に、世の中すべてのものに愛を抱く」というものなのではないか?と思っています。
でも、そうあるためには、実は、とても「強く」なければならないのです。


それは、この世で一般的に知られる強さでなく、「痛みも、苦しみも、感情的な揺れを、そのまま受け止める、つまり、ありのまま苦しんだり、痛んだりすることのできる(許容的)強さ」なんじゃないかと思うのです。

わたしたちが、自分のすべての感情を受け止める器をハートに用意できたときに、わたしたちは、天国への階段(塔の階段のほうが正確かな?しかも、螺旋階段ね!)を昇ることが出来るのです。(実は、これが「ハートアルケミー(ハートの錬金術)」なのですが。)

なので、当サロンシャンティフレアでは、霊的成長のステップとして、「全内的統合ワーク(12ワーク、旧:影の部分を見るワーク)」をとても重要視しているのです。
感情の扱いの専門家は、海王星であり、魚座なのです!


誰の中にも、感情の要素は、大きくあるのです。
それに、どのように対応しているかの差だけであって、感情の無い人はいないから。
で、実際、世の中を動かしているのも、実は、人々の「感情」なのです。
金融のマーケットを動かしているのも、政治の動向も、ヒット商品も、芸術や音楽はいわずもがなですが。


けれども、これは、はっきり言っておかなければならないのですが、これからの時代の主役は、あくまで、「水瓶座(アクエリアン)」の人たちです。
で、魚座的質を持つ人の役目は、これらの主役たちを支えることです。


実は、魚座海王星の(感情の)専門家は、水瓶座(アクエリアン)だけではなく、すべての星座のサインの人たちを支えなければならないのです。
表立ってではありません。
潜在意識のレベルにおいて、陰ながら、ひっそりと、です。
そして、陰ながらひっそりと、すべての存在の理解者であるべきなのです。


こんな難しい役割りを成し遂げるには、そうです!
「銀河の魔法、ホワイトマジックの使い手」にならないと無理です!!!
だって、そうだったら、悲しすぎて、無理です、苦笑。
負けてしまいます。

ということで、真夏の8月ブルームーン(もしくは、ブルームーンへと繋がるファーストムーン)で、≪イシス≫の再登場というわけです。



長くなってしまったので、続き書きますね♪