今日は、「69」の陰陽の日ですね!☆


今日は、6月9日。
数秘的に、「69」の陰陽のエネルギーが強い日です。
66のヴィーナストランジットのときに、パラス・アテナも開催しましたから、今日は、さらにバランスを取る日になっているかもしれません。

「69」は、上昇と下降のバランスです。
9は、深い内観を示す数秘です。
それによって、陰陽のバランスを取るという数秘でもあります。

ですから、この日は、自分の奥深くに沈み、自己の潜在意識を乗り越え癒すための日という感じでしょうか?


「69」は、≪サラスバティ≫のサポートが強い日ともいえると思います♪
特に、ワークは、実施しませんでしたが、サラスバティ受けてくださったかたは、そのエネルギーを思い出してみてくださいね!

サラスバティに特化した、「瀬織津姫」のエネルギーです。
http://shanti-flare.ocnk.net/product/56


また、水、泉のエネルギーとしてのシュタイナーの「泉の不思議」も、転記してみます。
このメルヘンも、≪サラスバティ≫深いエネルギーを象徴していると思うので☆

オーストリアで育ったシュタイナーは、子供のころの思い出を、のちに「泉の不思議」というメルヘンにしています。

◆     ◆    ◆    ◆



昔、一人の少年がいました。

貧しいきこりのひとり子で、森の孤独の中で育ちました。

両親のほかには、わずかの人しか知りませんでした。

体が弱く、肌は透けるようでした。

その目は、深い精神の不思議を秘めていました。

少年のまわりには、わずかの人しかいませんでしたが、友だちにはことかきませんでした。

近くの山々に太陽が黄金の光を投げかけるとき、少年のもの思いにふけった目は、霊の黄金を魂のなかに吸い込みました。

少年の心は、朝の太陽のようでした。

けれども、黒い雲が太陽の輝きをさえぎり、山々が暗い気分に覆われるとき、少年の目は曇り、心は悲しみに満ちました。



このように少年は、自分の狭い世界の、精神の動きに夢中でした。

自分の体と同じく、周囲の世界は親しいものでした。

森の木々や花々も、少年の友だちでした。



花冠や萼(がく)や梢から、精霊たちが話しかけました。

そのささやきが、少年には分かりました。

人々には、生命がないと思われているものと、少年の魂が語り合うとき、秘密の世界の不思議が、少年に打ち明けられるのでした。



夕暮れ時に、愛する息子がいないのに気づいて、両親が心配することがよくありました。

そんなとき少年は、岩から泉が湧いていて、水のしずくが石の上でこまかく飛び散るところにいました。

魔法のようにキラキラと輝く色が戯れ、月の光の銀色の輝きが、水のしずくの流れのなかに映るとき、少年は何時間も岩の泉のところに座りこんでいました。

少年が見ていると、水の動きと月の光のなかに、さまざまな形が精霊のように現れてきました。

その形は、三人の女の人になりました。

この三人の女の人は、少年の魂が聞きたいと思っていることを、語ってくれました。



あるなごやかな夏の夜、少年がこの泉のまえに座っていると、三人の女の人の一人が、色とりどりの何千ものしずくの粉を、二番目の女の人に渡しました。

この女の人は、しずくの粉から銀色に輝く杯を作り、それを三番目の女の人に渡しました。

三番目の女の人は、この杯に月の銀色の光を満たして、少年に渡しました。



夜、夢のなかで、少年はその続きを見ました。

怖ろしい竜が、この杯を少年から奪ってしまうのです。



この夜ののち、少年はもう三度だけ、泉の不思議を見ました。そのあとは、月の銀色の光に照らされた岩の泉に、もの思いに耽って座っても、三人の女の人は、やってきませんでした。




三度、三百六十週が過ぎ去ったとき、少年はもう大人になっていて、両親の家を出て、見知らぬ町に引っ越しました。そこで、ある夜、彼はつらい仕事に疲れて「これから先、何があるのだろうか」と、考えました。



突然、彼は岩の泉のことを思いました。彼は再び水の女たちを見、今度は、女の人たちが話すのを聞くことができました。



一番目の女の人が言いました。「さびしいときは、いつも私のことを考えなさい。私は人間の魂のまなざしを、エーテルの彼方と星の彼方に誘います。私を感じようとする者に、わたしは魔法の杯から、命の希望の飲みものを差し出します。」



二番目の女の人が言いました。「人生の勇気がなくなりかけたときは、私のことを忘れないでいなさい。私は人間の心の欲求を、魂の奥底と精神の高みに導きます。私のもとに力を求める者に、私は魔法の小槌で、人生を信じる力を作りあげます。」



三番目の女の人の声は、このように聞こえました。「人生の謎のまえに立ったとき、あなたは精神の目を私に向けなさい。私は思考の糸を、人生の迷路と魂の深みのなかで紡ぎます。私を信頼する者に、織物台の上で、人生の愛の輝きを織ります。」



その夜、夢のなかに、その続きが現れました。恐ろしい竜が彼をぐるりと取り囲みました。けれども、竜はそれ以上近づけませんでした。昔、岩の泉で見、彼とともに故郷から見知らぬ土地に引っ越した女の人たちが、竜から守っていてくれるのでした。

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今日、どんなことがあったとしても、それは、これから起こる素敵なことの序章ですよ☆