リプリー

8日の月の女神学校に関連しているからか、昔に見た「リプリー」という映画を思い出しました。
借りてきて見直そうかな〜と思ったのですが、ちょっとその時間がないので、今思い出す限りのことで書いてみますね♪
(ちなみにネタばれになるので、これから見る人は注意です。昔の映画ですけど。)



主人公のリプリーは、確かあまり裕福ではなくて、ぱっとしないんです。それが、たしか名門校のエンブレムがついたブレザーを借りて着ていたところで、誤解されて、同じ大学出身の御曹司の放蕩息子の何かの説得をその父に頼まれる。
嘘をついてしまうんですね。同級生で、知り合いだと。

その嘘が嘘を呼んで、最終的に、その御曹司を殺して、自分がその御曹司になりすますところまでゆくのですが、そんなこと上手くゆくわけがなくて、嘘を守るために自分に好意を寄せてくれる人や、信頼してくれる人にまで、手をかけてしまうんです。

リプリーは、放蕩息子の御曹司に憧れと嫉妬を持ってしまうのです。
自分と比べて、御曹司は、太陽のようだけれど、それに比べて自分はちっぽけな月じゃないかと。
だから、彼のようになりたいと。

嘘が重ねられてゆく様は、本当に息苦しくて、見ていても後味が悪いというか、そういう映画でした。

でも、リプリーは、誰の心の奥底にも棲んでいるような気がします。
それは、ちょっと油断したときに、出てくる。
リプリーは、他人のものまねとサインの偽造にもたまたまたけていたので、そうなったのだとはいえないと思います。

リプリーは、自分を好きでないのです。
お金もなくて、みすぼらしい自分が。

アラン・ドロンが演じた「太陽がいっぱい」と同じ原作だということですが、アラン・ドロンが演じたときには、悪人を美化している感じになっているそうですが、原作は、こっちが正しいらしいです。


嫉妬は、孤独と結びつくと、とても悲劇的な結果を生むことがあります。
リプリーだって、愛されていないわけじゃないのです。けれど、それが信じられない。
思い込んでしまっているのです。


だからこそ、この「嫉妬と羨望」の思い込みや感情を癒すことは大切なことです。
きっと、今以上に、あなたを大切に思ってくれているたくさんの存在に気付く大切なステップになると思いますが、いかがでしょうか?

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