焦らず、ゆっくりとした変容を (クァン・インによせて)


聖母マリアと観音を終えて、みなさんいかがですか?

観音は、変容のマスターでもありましたね。サンジェルマンとともに。


ということで、わたしも、わたしの全存在を覆すような変容の始まりを感じています。
時期的にも、天王星も、魚座から牡羊座へ移動したタイミングです。そして魚座から牡羊座へのサインの移りは、産道を抜ける生まれ変わりのタイミングでもあります。



観音の金星の女神学校を終えてから、改めて「風の谷のナウシカ」を読み返しました。
今回心に響いた部分は、
「精神の偉大さは、苦悩の深さによって決まる」とナウシカが語っているところです。



癒されて波動が高まってゆけば、いろいろなことが上手く周りだし、すべてが上手くゆく、ゆえに苦しまなくなる。これはスピリチュアルな世界でよく言われていることです。これは、間違いではないと思います。本当のことだと思うし、今回のエントリーでお伝えしたように、この恵みこそ、わたしたちが、≪観音クァン・イン≫から受け取るべき恵みだと思います。


けれども、「精神の偉大さは、苦悩の深さによって決まる」、これもまた真実なのだと思います。


それを教えてくれるのは、今回学んだ観音の在り方なのでしょう。



わたしたちが、今回、≪観音クァン・イン≫から変容を受け取るに当たり、今までわたしたちが苦しんできたのは、すでにわたしたちが、観音の種として、この世に遣わされてきたから。

そのことを改めて知ることは大切なことで、わたしたちが、自分たちの苦悩から、精神の偉大さを受け取るための大切な視座なのだと思います。




それをしっかりと受け止めたなら、癒しの結果を「ただただ、いろいろなことが上手く周りだし、すべてが上手くゆく。苦しんでいるのは、波動が低いからでしょう?」と吹聴されることに対しての抵抗感も消え、深い部分で光と闇の統合が起きるのではないだろうかと感じています。



誰だって、自分の受けた苦しみを、無意味なこととされるのが、一番辛いことだから。




「精神の偉大さは、苦悩の深さによって決まる。」




そして、偉大なマスターたちは共通してみな同じことを語っています。

「心の貧しいものは、幸いである。」


本当に尊き存在は、光と闇は、同じものだからと知っているからだと思うのです。
そして、全き光こそ、もっとも苦しい苦難を引き受け続ける、それは偉大な精神によって闇を光に変え続けることを選ぶからでしょうね。
そのためにも自分が光だということを忘れるのでしょう。


白薔薇祈り」の記事を添付しておきます。
http://d.hatena.ne.jp/birth-of-venus/20091001/1254399709