≪イシス≫の白魔術は、宇宙の闇に、バラバラに、粉々に破壊された魂さえも、戻し再生する☆


金星の女神学校スペシャルワーク≪イシス≫
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「そこにあるはずの自分の身体を
自分の目で見ることができないというのは
不思議なものだった。


暗闇の中で、ただじっとしていると、
自分がそこに存在しているという事実が
うまく呑み込めなくなってくるのだ。


だから、僕はときどき軽い咳払いをしたり、
手のひらで、自分の顔を撫でてみたりした。
そうすることで、僕の耳は僕の声の存在を確かめ、
僕の手は僕の顔の存在を確かめ、
僕の顔は僕の手の存在を確かめることができた。


でも、いくら努力しても、僕の肉体は、
水の流れにさらわれてゆく砂のように、
少しづつその密度と重さをなくしていった。


まるで僕の中で無言の熾烈な綱引きのようなことが
行われていて、
僕の意識が少しづつ僕の肉体を
自分の領域に引きずり込みつつあるようだった。
この暗闇が、本来のバランスを大きく乱しているのだ。


肉体などというものは、結局のところ、
意識を中に収めるために用意された、ただのかりそめの
殻に過ぎないのではないか、と僕はふと思った。


その肉体を合成している染色体の記号が
並べ替えられてしまえば、
僕は、今度は前とはまったく違った肉体に
入ることになるのだろう。


僕は、その完璧な漆黒の闇の底にしゃがみこんでいた。
目にすることができるのは、無だけだった。
僕は、その無の一部になっていた。」
村上春樹「ねじまき鳥クロニカクル」)



わたしは、幼い子供の頃、
母に、しばしば、蔵に閉じ込められていました。


理由はよくわらかず、母の機嫌を損ねてしまったとき、
子供時代のわたしの記憶のなかに、笑顔の母は無くて、
ちょっとした刺激で怒りを感情的に爆発させる母に
対して、いつも怯えていた。
母の近くでは、いつも息がちゃんと出来ないくらい緊張していた。


それでも何かのはずみに、母の怒りに触れてしまい、
泣いて謝っても、どんなに許しを懇願しても、
そんなときには、引き摺り回されて、
蔵に閉じ込められてしまう。


木の扉だけが閉められるうちは、
木の隙間から、光がわずかに洩れるのだけれど、
一度、力がついて、木の扉をなんとかこじ開けてからは、
土の扉も閉められてしまうようになり、
とても重い土の扉は、子供の力ではびくともしなかった。


あらん限りの声で、
「ごめんなさい、許してください、出してください」
と泣き叫ぶ声も、土の扉が閉められてしまうと、
外にも聞こえなくなってしまう。


だから、幼い頃、本当に母が怖かったし、
母と一緒の家庭は、わたしにとって、生き地獄だった。


そうやって刷り込まれた母に恐怖する感覚は、
現在の大人になった今でも、完全には消えていない。
母に会うとき、近くにいるとき、
わたしの身体の一部は、固く緊張しているし、
息も浅くなって、たとえほんの短い時間一緒にいただけでも、
くたくたに疲れてしまう。


蔵の中に閉じ込められるのは、
とても怖かったし、パニックになった。


本当に真っ暗の漆黒の闇のなかで、
いつも、わたしは自分が目をつぶっているのか
開いているのかがわからなくなるのが恐怖で、
自分が目を開いているのか確認するために、
目(瞳)を指で触っていた。


暗闇の中で恐怖でパニックになるその感覚は、、
村上春樹さんが書いているように、
自分という存在が存在しているのか、いないのか
わからなくなってゆくことだった。
自分自身が、消失してしまうような恐怖。
そして、いつも気を失ってしまう。


いつも蔵から出してくれるのは、父。
扉が唐突に開かれ、光が射し込む。
どれくらい時間がたったのかわからない。


父に声をかけられても、
すぐには、その声が聴こえないし、
自分の言葉も出てこない。
意識が身体から遊離してしまって、
意識が自分の身体に馴染むのに、
時間がかかる。


そのうち、ぼんやりと
父の言葉が聴こえるようになる。


「ママを悲しませてはダメだよ。」
「思い遣りを持とうね。」
「一番ママが、お家で辛くて大変なんだから、
ふみさんは、我慢しようね。」
「ママにごめんなさいって謝ってきなさい。」


大体、父が言うのは、毎回こんなことだ。
わたしは、ぼんやりした意識のなかで、
いつもこう思っていた。
ママを怒らせないためには、
一体、わたしはこれ以上、何をどうすればいいの?
ママを悲しませないためには、
もう、わたしがいなくなる(死ぬ)しかないのに、と。
パパも、それを望んでいるのか?


そして、
これを一番思ってた。
「こうやって、蔵に閉じ込めらるわたしは、
可哀そうじゃないの?」と。


でも、父も母も含め、祖母も祖父も、
誰も「わたしを可哀そう」とは思っていなかったようだった。


思えなかったんだと思う。
わたしを可哀そうと思うと、
一家の恥を認めることになってしまうから。


わたしは、家族の最下層だったので、
わたしが犠牲になることで、
家族の精神が保たれていたというわけだった。
だからこそ、みんながそれを黙認したのだ。


子供にこんな酷いことを、
酷い恐怖を与えるなんて!
と、わたしの側に立ってくれる家族はいなかった。


いつも、このこと、この経験を思い出すと、
わたしは怒りを抑えるために、身体が震えだし、
筋肉が固く緊張した。
だから、思い出すのは、安全な自分一人のときだけにしていた。


でも、いつかは、
母が、わたしのこの痛みと怒りを理解して、
分かってくれて、ごめんなさいと謝ってくれると
信じていた。
どこかで信じていたのだ。


「あんなことをしまって、本当に悪かった、ママが弱かったと。」


でも、それは未だない、笑。
「そんなことしたことを覚えていない、
なんでそんなことしたのかも、わからない。
一生懸命育てたのに、なぜそんなこと言われなくちゃいけないの?
ママをそんなに苦しめて楽しいの?」
と逆に、感情的に激昂されて会話にもならない状態。


そのたびに、わたしは、ものすごいエネルギーをつかって、
怒りを抑えなくてはならなかった。
というのが、つい最近までのことだったのです。


今回の≪レディ・ナダ≫と≪イシス≫のエネルギーで
消されたというのは、この経験なんです。


消えたから、こうしてある意味、
書けるようになったのです。
冷静に。


わたしは、なぜ暗闇に閉じ込められなければ
ならなかったのか?
と、今まで、ずっと考えていました。


それは、やはりわたしが悪い子供だったからだったからなのか?
生まれてほしくない歓迎されない子供だったからなのか?
そして、ずっとそういう暴力を振るった母を、ずっと恨んでいた。


暗闇のなかで、わたしの意識はバラバラにされたのだ。
恐怖によって。


そういう経験が、、
わたしの、現在の能力の萌芽となった。
そういう怒りと恐怖と、悲しみの経験が
わたしの高次とコンタクトできる基礎能力を
目覚めさせることになった。


実は、このことが、ずっと心の奥の底の底では
いつもひっかかっていたし、
よって、このような自分の能力に対しても肯定できない部分があった。


こんな苦しい経験をして、
パニック発作にも苦しんで、
そうして身につけた能力。


だから、始めのころは、
こういう仕事をするのは、絶対いやだったのだった。


でも、この間の≪レディ・ナダ≫で統合されたのは、
この部分だった。


闇に閉じ込められたのは、陰の経験だ。
いわゆる虐待だったと思うし、
そういうことをした母を心の底では
わたしも、愛したことはなかったんだと思う。
母が怖かったから、いい子でいたのだ。


わたしを守ってくれるはずの母親に
そういう行為をされるということは、
本当に心底、自分の存在する価値や意義を
破壊する効果がある。


そういうことが、光や愛の行為へと帰結するわけなんて
ないんだ!と、ずっと天に対しても怒っていた。
ものすごい怒りだったと思う。


正直、わたしは、思春期に差し掛かった時期、
衝動的に、母や父を殺してしまうんじゃないかと
自分に、怯えていた。
たぶん、そういう自分の中の膨大な憎しみが、
わたしを思春期に巫病のような症状を発症させたのではないか?
とも思う。


でも、今は、あの陰の体験も肯定できるような気がしている。
この世は、「陰と陽」、光と影の二元性によって成り立っている。


だとしたら、わたしのあの辛い辛い家庭環境も
のちに光へと転じる何かの種であったのだという肯定ができる。


光があるところには、闇があり、
闇があるところには、光が隠されているのだと
隠されていたのだと信じることが出来る。


だから、わたしを愛する存在たちが、
わたしを見守る存在たちが、あれだけの陰の体験が
わたしに起こることを許し、あの経験が、
わたしの能力を目覚めさせるきっかけとしたことは、
人智を超えた愛だったのだということを受け入れられることが、
今は、出来る。


痛みの背後にはいつだって、大きな愛の摂理が隠されている。


暗闇のなかでバラバラにされ、暗闇に散ったわたしの欠片を、
≪イシス≫は、探し、ひとつひとつ丁寧に拾い集め、癒し、
光に還してくれているのだ。


わたしは、今、そのように感じています。
今回、少し前に記事に書いた、地獄の底の底の釜が開いて、
解放した怒りというのは、以上のようなものです。


≪レディ・ナダ≫が、それを受け止める力を与え、
それを≪イシス≫が、痛みごと消し去ってくれました。


≪イシス≫のホワイトマジックとは、そういうものなのです☆



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