過酷な運命を選ぶ人のパラドックス☆


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恐怖


激しい恐怖が わたしを襲ってくる。

この世に産み落とされてから、ずっと
わたしの身体の奥深くに
恐怖が
棲みついている。


助けてほしい。

暗闇のなかに、待ち伏せしている 孤独と苦しみ。

二度と思い出せない夢にうなされながら、
わたしは、「生」。

「生」を求める。


助けて欲しい。
わたしは、泣きながら
まだ見ぬ あなたを探している。


(映画「RANPO」より)


こういう心情である苦しみが、まさに≪サロメ≫の奥深くにある苦しみと孤独と、
そして恐怖による緊張なのだと思います。


そういう「暗闇」にいるときって、誰かが一生懸命自分を助けようと、
愛しているとかなんとか言っていても、
自分のいる場所から、遠く隔てられた遠くで、
かすかなこだまのような響きを感じるだけで、
ちっとも心には、入ってこないものなのです。


相手と目の焦点が決して合わないような、そんな感じ。
「ああ、遠くで、誰かが、何か言ってるなあ。」って感じで。



サロメは、新約聖書のなかに登場する女性です。


洗礼者ヨハネを死に追いやったことから、
「悪女」の代名詞として語られることも多い官能的な女性(少女)です。


さて、≪サロメ≫ですが、洗礼者ヨハネの首を所望したのは、
実は彼女自身の望みではありませんでした。
彼女の母親の望みでした。


彼女の母親が、彼女の官能的な魅力に目を付け、
ヘロデ王の前で、みだらな舞を舞わせて、
ヘロデ王が、サロメの言うなりになるように仕組んだ。


まず、彼女は、セクシュアリティを母親に利用されて、
そして継父(ヘロデ王)に利用されているのです。


さらっと書きましたけど、
これは、現在でも秘かに闇に葬られている家族内での、
性的機能不全の典型的パターンです。


先進国では文字通り家族の闇の中で、
そして、貧しい国では、表だって人身売買が行われているところさえあります。
それは、幼い(〜思春期)の子供たちにとって
負いきれない魂の性的な(第二チャクラの)傷となります。


子供たちというのは、大人たちに依存(第二チャクラ)しています。
自分を養育している立場の大人たちに「ノー」と言えるのは、
十分に愛されて、保護を受け取っている子供たち。


そうでない子供たちは、
親に見捨てられないために「ノー」ということが出来ません。


子供というのは、一人では生きてゆけないように生まれてきているからです。
それが、子供の親に対する深い愛情と自己犠牲と依存の元となります。


サロメ≫は、「ノー」と言えなかった少女です。
「ノー」と言えない少女(もしくは少年も含むでしょう)の代表です。


そして、「ノー」と言えないまま、
後世にも知られるような殺人者になりました。


サロメ≫と言う名は、
ヘブライ語「シャローム(平和)」に起源する女性の名前です。
ちなみにサンスクリット語では、「シャンティ」です。


つまり、苛酷な運命を背負わされた少女の女性の名前が、
「平和」だったということ。
それも、これは、「天国の平和」と呼ばれるレベルの平和を意味している。


ここに、高次からの導きの深い「逆説性(パラドックス)」があります。



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